A.内部パーツの劣化による気密性の低下などが原因

 時計の天敵と言える水。
 水にさらしたときに風防内に曇りが発生したり、内部に浸水してしまうと最悪の場合時計が動かなくなってしまうケースがある。

Q55.時計の風防内が曇ってしまった。何が原因?【時計のトラブル編】
浸水、曇りは時計内部のパーツがサビてしまうだけでなく、針や文字盤といった見た目の部分に影響をおよぼす可能性も(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

 水が入る原因の多くは、水没、リューズや裏ブタのパッキンの劣化、時計が水に濡れている状態でリューズを操作して浸水してしまうケースなどが考えられる。
 内部に水や湿気が入ったりするとパーツがサビてしまうことはもちろん、油(潤滑油)が劣化し様々なところに影響を及ぼすと修理技術者は話す。

 そのため風防が曇り結露がでた時は迷わず修理店に持ち込んだほうが良い。
 もし水没させて内部に水が入った場合はそのまま放置せずに、リューズを引き出して内部の水を出せるだけ出し可能な限り水気を抜いた後にオーバーホールに出したほうが良いとのことだ。

文◎松本由紀(編集部)

提供元・Watch LIFE NEWS

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