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【年代別】フリーターは本当に生活できないレベルなのか
フリーターから脱出して心に余裕のある生活を送る方法

【年代別】フリーターは本当に生活できないレベルなのか

フリーターが「今後生活できない」と不安を感じる瞬間7選と対策
(画像=『キャリアゲ』より引用)

フリーターの生活は一体具体的にどのくらいギリギリなのでしょう。生活できないと言えるほど厳しいものなのかどうか、ここでより詳しく解説していきましょう。

この章では、20代・30代・40代に分けて、収入と支出の内訳を実例を挙げて紹介します。あなたもぜひご自身の生活と比較しながら読んでみてくださいね。

ちなみに、月収については以下のデータを参考に、

・20代手取り月収平均 127,000円
・30代手取り月収平均 140,000円
・40代手取り月収平均 138,000円

と算出しています。

▼フリーターの年齢別平均収入

年齢平均年収(手取り収入)平均月収(手取り収入)
20~24歳1,837,000円(1,469,600円)153,000円(122,400円)
25~29歳1,996,000円(1,596,800円)166,000円(132,800円)
30~34歳2,106,000円(1,684,800円)176,000円(140,800円)
35~39歳2,105,000円(1,684,000円)175,000円(140,000円)
40~44歳2,096,000円(1,676,800円)174,000円(139,000円)
45~49歳2,070,000円(1,656,000円)172,000円(137,000円)

※出典:厚生労働省「雇用形態、性、年齢階級別賃金、対前年増減率及び雇用形態間賃金格差」より

20代フリーターの生活

総務省統計局の調査によると、34歳までの単身世帯の平均支出額は以下の通りとなっています。

支出額は、35歳から59歳までの数字と比較しても1万円ほどしか変わらないため、ここでは34歳までの支出平均のデータのみ紹介します。

・食費:44,048円
・光熱費:7,265円
・家具・家事用品費:3,692円
・被服・履物代:8,217円
・保険医療費:4,580円
・交通・通信費:27,205円
・教育娯楽費:20,096円
・その他雑費(交際費を含む):23,774円
・支出総額・・・133,379円

参考:総務省統計局「2019年家計調査」より

この支出に加えて家賃がかかるわけですが、家賃平均は55,675円となっています(参考:総務省統計局「平成30年住宅・土地統計調査」より)

つまり、平均19万円ほどの支出が毎月発生していることが分かります。

フリーターの手取りでは到底足りないことに気が付きますよね。

つまり、フリーターは支出を節約して生活を成り立たせていることが分かります。

ダルマちゃん ここで、リアルな20代フリーターの生活費を覗いてみましょう。

▼20代フリーターの生活費

実際の手取り額=+127,000円
交通費(遊びや冠婚葬祭も含む)10,000円〜50,000円(冠婚葬祭があるかないかで異なる)
家賃50,000円
食費35,000円
光熱費7,500円
通信費(携帯代・インターネット利用料)12,000円
交際費・被服代10,000円〜30,000円

支出の合計は一番低く見積もっても124,500円。手取り額とほぼ変わりありません。この表から分かることは以下の通りです。

・家賃はなるべく安いところに決めるに限る
・結婚式が一度あれば親への借金をする羽目になる
・交際費に1万円しかかけられないため、友人と食事に行く機会は最低限にする必要がある
・なるべく食費を減らすために自炊すべし

20代のフリーターの生活では貯金に回せるお金はありませんし、交際費や食費を大きく節約して行かない限り「下手すれば給料でやりくりできなくなる」という事態になってしまいます。

30代フリーターの生活

ダルマちゃん 30代になったフリーター。

20代よりも生活は楽になったのか、詳しく生活費からみていきましょう。

▼30代フリーターの生活費

実際の手取り額=+140,000円
交通費(遊びや冠婚葬祭も含む)10,000円〜50,000円(冠婚葬祭があるかないかで異なる)
家賃50,000円
食費35,000円
光熱費7,500円
通信費(携帯代・インターネット利用料)12,000円
交際費・被服代10,000円〜30,000円

20代と30代で一人暮らしにかかる生活費が大きく変わるとは思えません。おおよそ同じくらいの支出が予想されます。

支出合計は124,500円となり、20代のときよりはほんの少し給料が上がると考えれば、若干の余裕や暮らしやすさを感じることもあるかもしれません。

しかし、とは言っても余らせることができる金額で見るとたったの1万5千円ほど!これを地道に貯金したとしても、年間18万円にしかなりません。

30代フリーター生活の特徴として分かることは以下の通りとなります。

・頑張っても年間20万円の貯金も難しい
・一度結婚式に招待されたら食費や交通費を切詰める必要あり
・20代のときと比べても生活が楽にならない

注目すべきは支出は決して減っていくものではないという点です。貯金ができていないフリーターにとっては、その月の収入を増やす以外に生活を楽にする手段がありません。

一方で収入は20代と比較して月収が1万3千円UPしただけ。これでは生活していくのがやっとという状況からまったく逃れられる気がしませんね。

40代フリーターの生活

ダルマちゃん 40代ともなると同世代のほとんどは結婚している歳です。

40代フリーターの暮らしぶりは30代と比較して変化したのでしょうか?

▼40代フリーターの生活費

実際の手取り額=+138,000円
交通費(遊びや冠婚葬祭も含む)10,000円〜50,000円(冠婚葬祭があるかないかで異なる)
家賃50,000円
食費35,000円
光熱費7,500円
通信費(携帯代・インターネット利用料)12,000円
交際費・被服代10,000円〜30,000円
医療費5,000円

40代になると何かしら体の不調を感じることは増えるのが人間です。

腰が痛くなって整形外科にかかったり、体調を壊して病院に行く頻度が上がったりと、「医療費」がこれまで以上にかかることが多いのが40代の特徴です。

40代フリーターの収入は平均して月に138,000円。

これは30代の平均を少し下回っています。それに対して支出額はおおよそ13万円となり毎月貯金に回すお金はおろか、生活していくことさえままならないことが頻繁に起こり得ます。

40代のフリーター生活に関して言えることは以下の通りです。

・20代の頃と変わらない月収でやりくりしなければいけない
・病気にかかったら生活が一気に危うくなる
・冠婚葬祭のたびに借金しなければならない
・貯金が一向に増えて行かない

40代になっても貯金がほぼないとなると、この先の将来はとても心配になります。フリーターの生活レベルは20代・30代・40代ともに非常に苦しいものと言えますね。

生活できないわけではないから安心、と考えるのではなく「ずっと今のままで本当にいいのか」を考えるきっかけになれば幸いです。

フリーターから脱出して心に余裕のある生活を送る方法

フリーターが「今後生活できない」と不安を感じる瞬間7選と対策
(画像=『キャリアゲ』より引用)

フリーターが心に余裕を持つには以下の要素が必要です。

・将来的な保険
フリーターを抜ける時のための専門スキル
・毎月の収入確保
毎月カツカツにならない程度に余裕のある収入
・いざという時の貯金
万が一のための安心材料

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