ニートになる人たちはどのような原因からニートの道を選んだのでしょう。

原因を探っていくと、ニートになったきっかけは大きく以下の4つの点に関わっていることが分かります。

  • 家族
  • 友達
  • 仕事
  • 恋愛

この記事では、以上4つの視点でニートになる原因について詳しく解説していきます。

原因を知ることで、ニートがニートになった背景についての理解を深めることができます。

ダルマちゃん

ただ単に働きたくないからニートになった、という単純なものではないことがこの記事で理解できるよ!

ユーくん

そうか。あまり深く考えたことなかったなぁ。友達とか恋愛のことが理由になっていることもあるんだね。

目次
1 ニートになる原因3選 | 親・親戚付き合い編
2 ニートになる原因3選 | 友達付き合い編
3 ニートになる原因3選 | 仕事編
4 ニートになる原因3選 | 恋愛編
5 まとめ

ニートになる原因3選 | 親・親戚付き合い編

ニートになる原因を4つの視点で12個まとめてみました
(画像=『キャリアゲ』より 引用)

子供の頃や思春期に親からどのように扱われたかが、大人になってからも日々の生活に影響を及ぼすことはとても多いです。

ニートがニートになった原因の中には、「親や親戚」が関連しているものも多く見かけます。

ここで代表的なものを3つ紹介していきます。

1.何をやっても注意されていた

親や親戚からとにかくひたすら怒られてばかりだったという人は、大人になっても

  • 怒られることに敏感
  • 自己肯定感が低い

など、社会生活を送るのが困難になりやすい特徴があります。

注意ばかりされていれば当然自分に自信がなくなり、常にビクビクしたり、また怒られるのではないかと思うようになるもの。

結果、

  • 何事もすぐあきらめる
  • 逃げ癖がついてしまう
  • 仕事を順調にこなせない

などの点が原因で仕事を続けられなくなってしまうのです。

ユーくん

何をやっても自分はダメだと思っちゃうんだろうね。

2.親や親戚が無関心だった

子供の頃から親が自分に無関心で怒られることも褒められることもなかった、という人もまたニートになりやすいと言えます。

なぜなら、

  • 自分が何をしても人は興味を持たない
  • 自分が社会の役に立つとは思えない
  • 自分には価値がない

などの思いがあるため、仕事を頑張ろうという意欲が湧かないからです。

結果的に「働いても働かなくても同じこと」と考えてしまい、ニートへの道を選んでしまうのです。

ダルマちゃん

怒られなければ良いってことじゃないんだよ。無関心ほど冷たいことはないからね。どうしてもトラウマになっちゃうんだ。

3.親が過保護すぎてしまった

親が過保護だった人は、基本的に甘やかされて育ったようなもの。

過保護な親たちは、たとえ子供が何かで失敗しても怒らず、逆に失敗したことであなたが落ち込んでいないかを心配します。

このように育てられれば、

  • 難しいことでもチャレンジして認められよう!
  • 失敗しないように気をつけなければ!

などという気持ちは湧いてくるはずもありません。

何をやっても結局親が助けてくれたとなると、社会に出て自分を道を切り開くのは困難。

過保護に育てられたことで、将来ニートになってしまう人がいるのは納得です。

ニートになる原因3選 | 友達付き合い編

ニートになる原因を4つの視点で12個まとめてみました
(画像=『キャリアゲ』より 引用)

ニートになる原因として外せないのが「人間関係」によるものです。

特に、学生時代に友人関係をうまく構築できなかった人は、社会人になってもなお周りの人たちとうまくコミュニケーションを取ることができずに孤立してしまいがち。

この章では、ニートがニートになる原因の中で「友達付き合い」に関わるものを3つ挙げていきます。

1.いじめられてしまった

調査によると、ニートになった人のうち55%が過去に学校でいじめに遭っていることが分かっています。

参考:厚生労働省ホームページ「ニート状態にある若者に対するアンケート調査結果概要」

ニートになる理由の中でも「いじめに遭った」というものが多くあります。

過去にいじめに遭った人ほど繰り返しいじめの被害に遭いやすく、それは社会人になっても続くことがあるのです。

仕事自体は嫌ではなかったものの、いじめに耐えられずにニートになってしまうという人も多いです。

ダルマちゃん

職場いじめが原因でニートになってしまうと、その後気持ちを切り替えるのもすごく大変だからニート期間が長引くことも多いんだ。

2.友達の数が極端に少ない

ニートになってしまおうかと考えたときに、相談できる友達がいるのといないのとでは大きな違いです。

きちんと日頃から「何でも相談できる友達」との関係性が築けていれば、仕事を辞めようと考えたときにも、

  • 仕事の悩みを打ち明けられる
  • アドバイスをもらえる
  • 友達も頑張っているから自分も頑張れる

など、ポジティブなマインドを保つことができます。

しかし、友達がいなければ「もう辞めちゃおうかな」と思う気持ちにブレーキをかけるものがなくなり、いとも簡単にニートになる決断ができてしまうのです。

ユーくん

友達がいたら「ニートになったら友達とも会いづらくなるし、みんな頑張ってるから僕も頑張ろう!」って思えるもんね。

3.友達の作り方が分からない

現在ニートでいる人のうち、66.4%が「人に話すこと」に対して苦手意識を持っていることが分かっています。

参考:厚生労働省ホームページ「ニート状態にある若者に対するアンケート調査結果概要」

人と会話することはコミュニケーションの基本ですが、ニートの多くが苦手意識を持っているということ。

人との会話が十分にできなければ友達を作ることも難しくなり、友達の輪は広がることがありません。

コミュニケーション能力なしでは社会人として働くことは難しく、友達の作り方さえ分からない人にとっては何をどう改善すれば会社でうまくやっていけるのかを知るすべもないのです。

ダルマちゃん

友達の作り方が分からないから友達もいない、友達もいないから相談相手もいない、という悪循環でニートに行きついてしまうんだ。