A.ギョーシェ
“ギョーシェ”とは、1786年頃にアブラアン-ルイ・ブレゲが考案したといわれている、文字盤に施される繊細な彫金装飾。
規則的に彫り込むことで装飾的な意味合いをもつほか、光の反射を抑えて文字盤を見やすくする実用的な目的もある。
当時は熟練した職人が手作業で彫り上げていたが、近年ではプレス加工がされる場合がある。なお高級ブランドの一部では、いまでも職人による手作業でこの装飾が施されている。これをハンドギョーシェと言う。
<主なギョーシェの種類>

(画像=『Watch LIFE NEWS』より引用)
・クル・ド・パリ装飾
ピラミッドが交差したような装飾。ギョーシェ彫りの定番といえるデザイン。

(画像=『Watch LIFE NEWS』より引用)
・ソレイユ装飾
こちらもギョーシェ彫りの定番デザイン。太陽のように放射状に広がっている。

(画像=『Watch LIFE NEWS』より引用)
・ヴァーグ装飾
波模様が特徴。

(画像=『Watch LIFE NEWS』より引用)
・バーリーコーン装飾(グランドルジュと同意)
麦の穂がモチーフのデザイン。

(画像=『Watch LIFE NEWS』より引用)
・ダミエ装飾
市松模様を描く網目状の模様。
文◎松本由紀(編集部)
提供元・Watch LIFE NEWS
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