値下げの際に注意しておきたいポイント
マンションを売り出しても反応がなく、そろそろ値下げしようと思ったとき、どのような点に注意すべきなのでしょうか? いくつか注意するポイントをチェックしていきましょう。
1. 値下げのタイミングはあらかじめ設定しておく
そもそも、マンションが売れそうにないからといって値下げを検討するべきではありません。最初から値下げのタイミングを設定しておくことをおすすめします。
売主側はできるだけ高く売りたいため、最初は多少強気の価格設定をするのもひとつの戦略です。タイミングが合えばその価格でも買主は現れます。
そこで反応がなければ、相場の価格に値下げすれば良いのです。もし相場の価格でも売れなければ、「ここまでなら値下げしてもいい」と考えていた価格まで落としましょう。
2. 小額の値下げを繰り返さない
マンションを売り出しても反応がないため、不安になって少しずつ値下げしていきたくなる気持ちも分かります。しかし、数週間や1カ月おきに値下げをしていっても効果は期待できないと考えた方が無難でしょう。
たとえば10万円ずつ小刻みに値下げを繰り返してもあまり意味はありません。チェックするたびに値下げされていたら、問い合わせを迷っている買主に「もっと値下げするかもしれない」「価格交渉しやすそうだ」という印象を与えてしまいます。そのため、安易に値下げを繰り返すのはおすすめしません。
ただし、前述したとおり、売却の価格帯が変わるのであれば効果はあります。ですから、最初の売り出し価格の設定がとても大切です。値下げのことまで考慮して価格設定をしてください。
まとめ
マンションの売却は、反応がないから値下げを検討するというよりも、最初から値下げのタイミングと下げ幅を決めておいた方が良いでしょう。売れないからと焦って値下げせずに済みます。
仲介契約を結んだ不動産会社と話し合い、最初の価格設定から値下げの判断までしっかりと計画を練ってください。
※本記事では、記事のテーマに関する一般的な内容を記載しており、より個別的な、不動産投資・ローン・税制等の制度が読者に適用されるかについては、読者において各記事の分野の専門家にお問い合わせください。(株)GA technologiesにおいては、何ら責任を負うものではありません。 マンション 不動産売却
提供元・RENOSYマガジン
【関連記事】
・【2022年】アメリカの金融緩和で株価はどうなる? 日本への影響を証券アナリストが解説
・不動産投資の勧誘事例・禁止行為と知っておくべき5つの断り方
・元本確保型はNG!? 企業型確定拠出年金でのおすすめ配分や運用商品の選び方
・不動産投資とは?初心者が知るべきメリットや魅力、仕組み、運用方法、始め方
・不動産投資を失敗する理由。 初心者が陥りがちな7つの失敗事例と成功率を高める方法