セレクトショップ大手のユナイテッドアローズは、渋谷・公園通りの「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ(BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS)」を3月31日に閉鎖した。「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ」は、2006年9月に立ち上がり、ドレステイストが軸の「ユナイテッドアローズ」と分割されたカジュアルテイストのセレクトショップだ。「ティンバーランド(Timberland)」や「ニューバランス(New Balance)」など様々なブランドとの別注モデルやオリジナルブランドを展開、公園通り店は2008年4月20日にオープンした。公園通り店の地下1階には2013年に「ユナイテッドアローズ」が日本で展開を開始したニューヨーク発のセレクトショップ「スティーブンアラン(STEVEN ALAN)」の1号店があったが、同時に閉店となった。
また、2012年9月にスタートした「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ」のメンズレーベル「モンキータイム ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ(monkey time BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS)」の1号店である新宿店(ルミネエスト5F)が1月31日をもって閉店している。原宿にある路面店「モンキータイム」の原宿店も3月13日に閉店している。さらに、「ユナイテッドアローズ」のウィメンズレーベル「イウエン マトフ(AEWEN MATOPH)」の1号店である横浜店が2月15日に閉店、駅ナカで展開する「ザ ステーション ストア ユナイテッドアローズ(THE STATION STORE UNITED ARROWS)」も1月30日をもって全店舗閉鎖するなど、今年に入り実店舗を相次いで閉鎖している。
コロナ禍によって強いられた時短営業や客数の低下だけでなく、世間的なセレクトショップ離れやそもそもの服離れも影響しているとみられる。「ユナイテッドアローズ」は3月2日、自社のオンラインサイト「ユナイテッドアローズ オンライン」をリニューアルオープンし、スマートフォンアプリも更新するなど、オンラインによる売り上げの強化に注力している。
文・岡本湧/提供元・SEVENTIE TWO
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