それぞれの比較
仮にエンジンの排気量を2500ccと仮定すると、直6エンジンはボア85×ストローク73.3㎜程度と、ショートストロークで高回転向きです。限られた排気量でどの回転域までエンジンを回すかということがパワーの根拠ともなるため、V型エンジンはある意味理想的なエンジンレイアウトとも言えます。
これに対して直4エンジンは、ボア89×ストローク80.3㎜とやはり高回転向きとは言えず、二次振動の問題や静粛性においても数値上は不利なレイアウトと言わざるを得ません。排気量が増えるほど、この点に関してはマルチシリンダーの優位性が発揮してきます。
未来の主流は!?
環境性能を重視する時代でなければ、直4エンジンもここまで主流にはならなかったかもしれません。90年代のパワー重視だったターボエンジンは、2000年前後にはノンターボV型エンジンなどに取って代わり、近年ではダウンサイジングターボ…と、時代の流れに呼応するように、エンジンの主流も移り変わります。
もし我々の環境への配慮が十分に行き届き、より新しい技術の登場や時代の変化が訪れたら、再び大排気量でマルチシリンダーのエンジンが主流となることがあるかもしれません…。それとも、次世代の電気自動車や水素燃料電池車でしょうか?
提供元・CarMe
【関連記事】
・車用キズ消しおすすめ12選!車のキズを消そう【2020年版】
・【2020年版】お金がなくても乗りやすい国産スポーツカーおすすめ10選!平均中古価格も掲載!
・ポルシェに認められたネクセンタイヤ…オールシーズンタイヤ”エヌブルー4シーズン”を飯田裕子氏が徹底解説
・119.9万円から...大人気SUVのトヨタランドクルーザープラドの中古購入をおすすめする理由と評価
・「燃料残量警告灯(ガソリンランプ)」が点滅しても、あと50kmは走行できるって本当?