A.ツヅミ車の磨耗や、油切れにより歯車が回転していない可能性がある
機械式時計をリューズで時刻合わせをする際に、ガリガリという音がして針がスムーズに回らなくなったという経験はあるだろうか。
修理店に話を聞いたところ、事実、そういった相談事は多いそうだ。
修理店によるとこれは時刻合わせをする時に連動するツヅミ車というパーツの磨耗、または油切れにより滑らかに歯車が回転しなくなるのが、考えられる多くの原因だという。
または強い衝撃などによりパーツが破損してしまっている可能性も考えられるそうだ。
そして最悪の場合は、動力源であるゼンマイが切れてしまっていることも疑われる。

(画像=機械式時計は繊細な作りのため、取り扱いには充分気をつけておきたいところだ、『Watch LIFE NEWS』より 引用)
リューズの操作には時刻調整のほかに、ゼンマイの巻き上げや日付け合わせなどの様々な歯車が連動している。
油切れの状態やパーツの破損を放置し続けると、ほかの部品にも影響が出てしまうため、少しでも違和感を感じたら要注意だ。
文・松本由紀/提供元・Watch LIFE NEWS
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