カレイのアタリ
続いて、カレイのアタリについて解説します。
ロッドがしなった場合
カレイはエサをズルズルと吸引するように捕食します。一気に飲み込む場合もあれば、少しずつ飲み込んでいく場合もあります。ロッドがしなった場合はエサを口へと運んでいる状態です。
明確なアタリと分かりますが、まだハリが口の中まで達していない可能性があります。カレイは一度咥えると簡単には吐き出しませんので、もう一度、同じようなアタリがあるまで辛抱してからアワセを入れます。
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ラインがたるんだ場合
波が荒れていたり向かい風の日は、仕掛けが流されたりして、ラインが徐々にたるんでくることがあります。しかし、イトふけを回収して張り気味にしていたラインが突然ダランとたるんだ場合はカレイのアタリである可能性が高いです。
エサを咥えて手前に泳いでくることで表れるアタリです。ラインの動きの変化に注目していると、たるんだラインが張ってきてロッドが大きくしなる場合があります。この時にアワセを入れます。
アタリがなくても我慢
続いてアタリが出ない場合の対処法です。
粘りの精神
カレイは目の前にエサを落としても全く反応しない時があります。反対に食い気がある時には海底を泳ぎ回り、エサを貪欲に探します。潮通しのいい場所を確保できていれば、投げ入れた仕掛けの近くを通り掛かる可能性は高く、たまたま食い気がないだけの場合があります。
潮がよく動く時間帯や朝夕のマヅメ時に食い気が出ることが多い傾向がありますので、せっかくいいポイントで釣りができている場合は、あまり集中し過ぎずに、気長に辛抱強く待ってみることをオススメします。
安易な移動はNG
朝一番からベストポイントで釣りを開始したのに、何時間もアタリの一つもない状況では、別の場所に移動した方がいいのではという考えが頭をよぎります。移動の準備に取り掛かる前に一度、釣りを開始してから現時点までの海の状況を把握してみましょう。
潮の干満時刻を確認して、これから潮が動く時間帯であったりした場合は潮が上げ止まり、または下げ止まりになるまで待ってみてから移動してみることをオススメします。移動してみても釣れず、元の場所に戻ってみると他の釣り人が釣り上げていたということも珍しくありません。
しかしどうしても他の場所でやってみたいと思われた場合は、移動してみる方が気持ちの面ではいいと思います。
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