
ブラジル代表FWビニシウス・ジュニオール(21)は、レアル・マドリードの主力選手として活躍している。その中、かつて名古屋グランパスでプレーし、FIFAワールドカップ日韓大会のブラジル代表メンバーでもあるルイゾン氏が同選手のプレーにダメ出ししている。20日、イタリアメディア『イル・ポスティチポ』が報じた。
ビニシウス・ジュニオールは今季ここまで公式戦45試合に出場して17ゴール18アシストをマークするなど好調を維持。今月13日開催のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグ・チェルシー戦でも1-3で迎えた延長前半にフランス代表FWカリム・ベンゼマ(34)のゴールをアシスト。チームの準決勝進出に大きく貢献していた。
今季ここまで好調を維持しているビニシウス・ジュニオールについて、2005シーズンに名古屋グランパスでプレーしたルイゾン氏はブラジル国内のポッドキャスト番組『Reis da Resenha』に出演した際、「ヴィニシウスは愚か者だ。彼は相手のゴールキーパーからボールを奪えないし、ゴールも決められない。シュート練習もそうだし、ヘディングの練習もしなければいけないね」と酷評している。
そして番組の出演者からアシストの多さを評価する声が上がると「(CL準々決勝2ndレグの後半アディショナルタイムに)左サイドから右足でクロスをあげてベンゼマのゴールをアシストしたけど、時間帯が遅い。(相手からしたら)彼は悪魔のような存在だが、もっと改善しなければいけないんだ。左足の使い方を学んで一生懸命トレーニングしなければいけないね」とコメント。ビニシウス・ジュニオールを称えることはなく、さらなるパフォーマンスの向上を促している。
『イル・ポスティチポ』はこのルイゾン氏の発言を引用した上で「ルイゾン氏の批判は重たいものではあるが、建設的だ。ビニシウス・ジュニオールはまだ21歳であり、さらに強くなるための時間はいくらでもある」と解説。ルイゾン氏がビニシウス・ジュニオールの今後の成長を見込んだ上で厳しいコメントを残したと主張している。
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