
サッカー日本代表が参加するEAFF E-1サッカー選手権(旧東アジアサッカー選手権)の開催地がは中国から日本に変更となっている。これをうけて中国サッカー協会(CFA)はA代表ではなくU23代表チームのメンバーを日本に派遣することを公式発表しているが、韓国代表も若手主体のメンバーで大会に臨む可能性があるようだ。21日、中国メディア『捜狐』が伝えている。
東アジアサッカー連盟(EAFF)主催の国際大会であるE-1サッカー選手権は男子が2003年、女子が2005年から東アジアサッカー選手権という大会名称のもと始まり、2、3年おきに開催。9回目となった今大会の参加国は男子が日本、韓国、中国、香港、女子が日本、韓国、中国、台湾(チャイニーズ・タイペイ)となっている。
そのE-1サッカー選手権の開催地は日本、韓国、中国の3か国による持ち回り制となっており、今大会は中国開催で予め決まっていた。しかし、中国政府がゼロコロナ政策を推進し、入国規制を強化していることから日本へと開催地が変更に。これに伴いCFAはU23代表チームの派遣を公式発表している。
『捜狐』は韓国メディアの報道を引用して「韓国国内のプロリーグは大韓サッカー協会(KFA)に対し、今年のE-1選手権にU23代表チームを派遣するよう継続的に要請している。KFAも参加チームの問題について議論する必要があると考えている」と伝えている。
また、KFAがE-1選手権について「韓国代表のパウロ・ベント監督は(E-1選手権を)カタールW杯を前に韓国国内リーグの選手を視察する良い機会だと考えていた」と報道。しかし、中国代表がU23代表チームのメンバーで挑むことを公式発表したほか、日本代表についてもパリ五輪世代にあたるU21日本代表を参加させる方向を調整していることから、KFAもU23代表チームを日本に派遣することを検討しているようだ。
なお、韓国メディア『Sportal Korea』は「問題は中国の姿勢である。最近、中国サッカーはアジアサッカー連盟(AFC)に嫌われている。今季ACLに参加している中国クラブは、自国リーグに専念するためにセカンドチームを送り出し、物議を醸している」とE-1選手権やAFCチャンピオンズリーグにおける中国側の対応を批判していた。
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