エンジントラブルのマストアイテム

続いて、エンジントラブルになった際に必要になるアイテムを紹介します。もしものことを考えて準備しておきたいアイテムです。

長めのロープ

曳航するためにロープは必須です。自船の船首のクリートと相手船の後ろに結びます。なるべく2点で結びつけ、ロープは両方の船の長さの和の3倍以上で曳航し、港内では衝突が起こらないように短く調整します。

今さら聞けないボート釣りのキホン:洋上でのエンジントラブル対処法
(画像=今さら聞けないボート釣りのキホン:洋上でのエンジントラブル対処法長めのロープ(提供:TSURINEWSライター杉浦永)、『TSURINEWS』より 引用)

アンカー

漂流した際に船が流されないようにアンカーを打つことが大切です。アンカーを打つことで救助船に位置情報を送りやすくなり、座礁などの二次被害を防ぐことができます。

今さら聞けないボート釣りのキホン:洋上でのエンジントラブル対処法
(画像=今さら聞けないボート釣りのキホン:洋上でのエンジントラブル対処法アンカー(提供:TSURINEWSライター杉浦永)、『TSURINEWS』より 引用)

保存水

船に備え付けの保存水を用意しておくことも大切です。夏の炎天下の時期に何時間も救助を待たないといけない場合もあると思うので、熱中症にならないために水を積んでおきます。

エンジントラブルの注意点

最後にエンジントラブルが起きた際の注意点を紹介します。

焦らず落ち着く

いきなりエンジントラブルが起こると船長は焦ります。なるべく落ち着くことを意識して、自分がしなくてはならない作業に取り掛かってみましょう!

焦って作業をして新たなミスにつながる可能性もあるので、まずは落ち着きましょう。乗船者の方も船長に非があるわけではないので責めないようにしてください!

再度チェック

落ち着いたら、再度いつもの手順でエンジンを掛け直してみてください。オーバーヒートの可能性もあるので、エンジンを放置しておくことで掛かる場合もあります。

・ガス欠を起こしていないか?
・ニュートラルに入っているか?
・ペラに異物が巻きついていないか?

などの項目も確認していきます。

天気予報の確認

漂流してしまった場合には、ゲリラ豪雨や風速の確認も行ってください。ゲリラ豪雨で雷が来る場合は海上ではとても危険な状態にいると思った方がいいです。

エンジントラブル後に風速が高まる場合も危険なので、小まめに風速チェックも行いましょう!

今さら聞けないボート釣りのキホン:洋上でのエンジントラブル対処法
(画像=今さら聞けないボート釣りのキホン:洋上でのエンジントラブル対処法天気や風に注意(提供:TSURINEWSライター杉浦永)、『TSURINEWS』より 引用)

<杉浦永/TSURINEWSライター>

提供元・TSURINEWS

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