A.20時〜4時の間(モデルによって異なる)に操作すると、カレンダーディスクが破損する恐れがあるため
腕時計の付加機能のひとつであるデイト表示。ひと目でその日の日付けがわかることから多くの時計に装備される、最もポピュラーな機能だ。
そんな実用的なデイト表示だが、日付けを合わせるために早送りする際、気を付けなければならないことがある。それは、日付け調整を行ってはだめな“操作禁止時間帯”があるということだ。
その時間帯とは夜20時から朝4時までの間を指す。

(画像=高級時計には、操作禁止時間帯を気にせずに日付けを調整できるムーヴメントがある。写真はどの時間帯でも日付けの調整が行うことができる、ロレックスのキャリバー3235の一部、『Watch LIFE NEWS』より引用)
一般的なデイト表示機能は1日に1回転する日送り車のツメがデイトディスクの歯と噛み合って、ディスクを1日分進める構造となっている。
このツメと歯が噛み合っている時間帯である20時から4時までの間に日付けの早送りをしてしまうと、パーツに負荷が掛かり最悪破損にも繋がる可能性があるからだ。
近年はロレックスの3200系ムーヴメントのように、高級機のなかにこの操作禁止時間帯がなく、いつでも日付け調整を行うことができるモデルも徐々に増えてきているようだ。
文◎松本由紀(編集部)
提供元・Watch LIFE NEWS
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