JTBはゴールデンウイーク(GW、4月25日~5月5日)の旅行動向見通しをまとめ、1泊以上する国内旅行者が前年比68.4%増の1600万人になると推計した。19年比では33.4%減。平均費用は6.8%増(同3.9%減)の3万4500円、総額5520億円と推計している。経済指標、交通各社の動き、宿泊施設の予約状況、定点意識調査などから算出した。

このところ新型コロナの感染は増加傾向にあるが、全体的に旅行意欲の高まりがうかがえる。旅行日数は1泊(36.1%)が最も多いものの前年より3.1ポイント減。一方で2泊(32.6%)は4.0ポイント増、3泊(17.1%)は0.8ポイント増と日数は増加傾向にある。旅行先は関東(20.7%)が最多となり、次いで近畿(15.5%)、東海・九州(各10.2%)の順。すべての地域で域内旅行の割合は減り、遠方への旅行が増えている。利用交通機関では自家用車・レンタカーが減少し、JR 新幹線と航空機が増加している。同行者は身内中心から友人・知人などに拡大傾向にある。

JTBの宿泊・企画商品の予約は4月5日時点で前年比30%増。行き先では東京ディズニーリゾートを含む関東、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを含む関西が好調。期間中に桜の満開予想の北海道も人気となっている。

提供元・トラベルジャーナル

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