「勉強しなさい」は東大生でも言われている

調査では、一見マイナスな理由が勉強をする動機になっていることも分かった。それが「惰性(なんとなく)」というものだ。これは小学生のころよりも中学・高校時代のほうが顕著であり、「いい成績をとりたいから」「行きたい大学があったから」に次ぐ3番目に多くの人が挙げる理由となっている。
これは、保護者の習慣づけによるところが大きいとされる。「小学生の頃、両親から勉強しなさいと言われたのは1日何回くらいありましたか?」という質問では、言われたことがないと答えた人は全体の24%にとどまった。つまり、およそ4人に3人は程度の差こそあれ言われた経験があるということだ。
「さぞ教育に熱心な親だったのでは」という邪推を抜きに考えれば、子どもなら誰でも自ら進んで勉強に取り組むことは難しい、というシンプルな結果である。
親の立場となれば、子ども時代から一転、今度は自分が勉強を促す側となる。あまりにしつこい声かけはかえって煙たがられると懸念する人もいるだろうが、心配しすぎる必要はなさそうだ。
「1日5回以上両親から勉強しなさいと言われていた」という男女29名が挙げた勉強へのモチベーションには、「親に叱られるのが嫌だったから」というものもあったが、意外なことに「新しいことを学ぶのが楽しかった」「親に褒められるのが嬉しかったから」「いい成績をとるのが楽しかったから」という回答も見受けられたそう。
東大生が「惰性」と答えた、小学生のころからの習慣。成長してからストレスなく勉強に取り組めるのであれば、多少の声かけは必要だと思わせられる調査結果だった。
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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