フォースタートアップス株式会社は、「STARTUP DB」にて22年1月1日~3月31日を対象とした「国内スタートアップ資金調達金額ランキング」を発表しました。

8社が新規ランクイン!

22年1~3月の国内スタートアップ資金調達額ランキング。新規8社、トップ3は70億円超
(画像=『TECHABLE』より 引用)

このたび、トップ20に初ランクインしたのは8社。その半数がトップ10入りを果たしています。

テラドローン

注目は2位にランクインしたテラドローン株式会社(以下、テラドローン)。ドローンを活用した測量・点検サービスを展開するとともに、ドローン無人機運行管理システム「Terra UTM」の開発・運営を通じて“空のプラットフォーム”実現を目指している企業です。海外ではユニフライ(本社 ベルギー)の筆頭株主としてUTMを展開してきました。

また、21年9月に空飛ぶクルマ事業への本格参入を発表。UTM技術を基盤として、より安全な次世代モビリティの実現を目指しています。

同社は3月に総額80億円を調達。今年度国内において解禁予定のレベル4(ドローンによる有人地帯での目視外飛行)を見据え、“空のプラットフォーム”開発を加速すると発表しました。

ANA NEO

4位に新規ランクインしたANA NEO株式会社(以下、ANA NEO)も要チェック。同社は、JP GAMES株式会社とタッグを組み、バーチャルトラベルプラットフォーム「SKY WHALE」を開発・運営しています。

「SKY WHALE」は、Skyパーク・Skyモール・Skyビレッジという3つのサービスで構成され、3D空間において観光旅行や買い物(越境EC)、医療・教育・行政などのサービスを体験できるようです。

同社は3月に45億円を調達しており、登記簿から確認した2月の10億円調達と合わせて総額55億円を調達したことで4位となりました。

テラドローンやANA NEOのほか、ウォレットアプリの株式会社Kyash(以下、Kyash)、バックオフィス向けクラウドサービスを提供するjinjer株式会社、量子化学計算クラウド「Qamuy」の株式会社QunaSysなどが新規ランクインしています。

トップ3は70億円以上を調達!

同ランキングのトップ3となった企業はそれぞれ70億円以上を調達しました。

ソフトバンクロボティクスグループ(以下、ソフトバンクロボティクス)は、調達額100億円で先月発表のランキングに引き続き1位を獲得。2位は先述のテラドローンで80億円でした。

3位となったのは、衛星データ解析によるソリューション提供および小型SAR(合成開口レーダー)衛星の開発・運用を行う株式会社Synspective(以下、Synspective)です。先月のランキング8位から5つ順位を上げました。