健康の懸念材料を減らせる
筆者は高級フルーツギフトショップを経営している立場というのもあって、どちらかと言えば健康マニア気味です。健康診断をすると、毎回その結果が気になって医学用語をググりまくってしまいますし、食材選びの買い物をする時はビタミンやミネラルの含有量などもかなり意識します。料理を通じて損なわれる栄養素なども気にしています。
が、日々の健康を意識した行動も、外からお酒のアルコールという毒を入れてしまうと無意味です。元々、酒豪というほど飲んでもなかったので、これまでお酒で健康を害した経験はありません。しかし、長期的に飲み続けるとアルコール毒は蓄積されていき、生活習慣病を引き起こす可能性を高めることは、医学的見地から見ても明らかです。
ですが、お酒をやめたことで「これ健康に悪いんだよな…」と自分を痛めつけることへの不安が消えました。「お酒はほどほどに」と言われますが、まったく飲まなければその害は0にできます。うんざりするほど長い老後を送りたいとは思いませんが、若々しさを保ち、生きている間は病魔に苦しむ可能性はできるだけ減らしたいと思っています。
お酒をやめてみてよかったと思っています。「別にいつでもやめられる」といいながら飲み続ける人がいますが、「習慣化している」ので、その状態がすでに依存症であることは言うまでもありません。好きでたまらない、ストレス解消になる、というなら飲むのもありだと思うのですが、なんとなくお酒をよく飲むのが習慣化しているなら、バッサリやめてしまうことで人生のクオリティを高めることがデキると思います。
文・黒坂 岳央/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
【関連記事】
・「お金くばりおじさん」を批判する「何もしないおじさん」
・大人の発達障害検査をしに行った時の話
・反原発国はオーストリアに続け?
・SNSが「凶器」となった歴史:『炎上するバカさせるバカ』
・強迫的に縁起をかついではいませんか?