他人の批判家は損をしている
他人をせっせと批判する人を見ると、「なぜこの人達は貴重な時間を使って何もメリットがないことをするのだろうか」と不思議に感じる。その時間を積み上げれば、とても生産的な事ができる。今はクラウドで手軽にサクッと仕事を納品できる時代だから、批判に使う時間でお金を稼いだり、読書をして知識を蓄えることができる。批判より楽しいことは世の中にはいくらでもある。
さらに他人への悪口を書く人は文字通りの意味で、実際に大きな損をしている。脳科学者・中野信子さんは「悪口は脳を攻撃し、脳は主語を理解できないから他人への悪口は自分が聞いている。ストレスホルモンのコルチゾールで脳にダメージを負う」といっている。怖いよな。悪口を言う人とは関わってはいけないのがよく分かる話だし、悪口ばかり言っている人は自分でせっせと脳を傷つけているのだから、今すぐやめたほうが良いと思う。
1ミリも得しない「他人の人生の批判家」という奇矯な職業、なれる条件は「自分の人生に絶望している人」というもの。それがわかったらもう他人の人生の批判なんてせずに、もっと楽しいことをしようぜ。
文・黒坂 岳央/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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