A.機械式時計ほどではないが必要
ムーヴメントを分解し、徹底した掃除や調整を行う“オーバーホール”。
精密機器である機械式時計には定期的なオーバーホールが必要だということはよく知られているが、実はクォーツ時計にも定期的なオーバーホールが必要なのをご存じだろうか。

(画像=クォーツ時計の動力部はモーターであるが、針は歯車で動かすため、やはり定期的な洗浄、調整が必要となる、『Watch LIFE NEWS』より 引用)
修理技術者に聞くと、オーバーホールは機械式のものと考えている人が結構いると話す。
ただクォーツ時計も歯車などを有する精密機器。ムーヴメントに油を注しているため油は劣化し、パッキンも耐久性が低下するため、クォーツ時計であっても必要だとのこと。
ほかにもオーバーホールを怠ると、時刻が遅れたり、クォーツ時計特有の問題だと電池寿命が短くなってしまうという。
クォーツ時計であっても長く使っていきたいのであれば、定期的なオーバーホールは必須。
ただクォーツ時計は機械式時計と比べて部品点数も少ないため、オーバーホール周期は機械式時計の周期(3〜4年)よりは長く、5〜6年に1度を目安にオーバーホルしてほしいそうだ。
文◎松本由紀(編集部)
提供元・Watch LIFE NEWS
【関連記事】
・【第4回-セイコー(プレザージュ&セイコー 5スポーツ)】3大国産時計の売れ筋モデルを調査、本当に売れた時計BEST3
・【1位〜5位まで一挙に紹介します】“タイムギア”読者が選んだ、欲しい腕時計ランキングTOP10-後編
・進化したエル・プリメロを搭載したゼニスの意欲作、“クロノマスター スポーツ”が登場
・菊地の【ロレックス】通信 No.078|小振りで着けやすいベーシックな旧エアキング
・アンティークの無名クロノグラフって知ってますか?