A.ケースの素材とリューズの防水構造などを表わしている

 防水性能を高める重要なパーツのひとつがリューズだ。なかでもロレックスは、リューズからの浸水を防ぐべくバネ仕掛けのネジ込み式リューズをいち早く開発。防水性能をより強固にさせた。  そんなロレックスのリューズだが、実は4種類の刻印パターンが存在することはご存じだろうか。

Q26.ロレックスのリューズトップにある王冠マーク下のドットなど、刻印の意味することとは何か?【ロレックス編】
(画像=プラチナとホワイトゴールドの見分けが付きにくい場合はここをチェックしてみると良いだろう、『Watch LIFE NEWS』より 引用)

 上の写真が4種類の刻印。これらはケースの素材とリューズの構造の違いによって分けられている。ロレックスのロゴである王冠マークの刻印は共通なのだが、その下には異なる刻印がモデルによって施されている。

 一番左の三つのドットが、リューズ側にひとつ、ケース側に二つと計三つのパッキンを備えた3重密閉構造“トリプロック・リューズ”を採用している証。サブマリーナーやディープシー、デイトナなどのいわゆるスポーツ系モデルに採用されている。  左から二つ目のひとつのドットがプラチナ素材を用いているという証。デイトジャストやデイデイトなどのプラチナ製モデルに使われている。  その隣の二つのドットが、ケースが金無垢である証。ちなみにトリプロックを採用した金無垢モデルの場合はトリプロックが優先されて三つのドットが入っている。  最後の、右端にあるのがケースがステンレススチール素材を示す。エクスプローラーなどに使用される。

文・松本由紀/提供元・Watch LIFE NEWS

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