デキる人は読書をする
世界的なビジネスマンである、Facebook CEOのマーク・ザッカーバーグ氏や、元マイクロソフトのビル・ゲイツ氏をはじめ、デキる人は読書をしています。これは今も昔も変わりません。
私も付き合いのある億を稼ぐ社長などを見ていると、彼らはせっせと読書をして上述したように読んだ内容に自分の意見、体験談を盛り込んで世に提供しています。
ネットで検索すれば情報は出てくる、という主張がありますがその意見には懐疑的です。確かに物理的には可能です。必死に検索して情報をあちこちから集め、体系化し、体験というフィルターを通せば本を読んだのと同じ結果が得られるでしょう。
しかし、ネットは情報が断片化されています。「まとめページ」などもありますが、その情報の有用性、信頼性は担保されていません。権威のない、一般人が書いた情報を鵜呑みにすることで、書籍代が浮くどころか、間違った情報によりミスリードすることになったり、時間ばかりがかかってしまいます。
そこへいくと本は非常に優れた情報収集ツールです。私自身が現時点で2冊出版しているので分かるのですが、本はただ好き勝手書いていいわけではありません。テーマがあり、体系化して執筆します。さらにそれを分かりやすく編集され、デザイナーがさらに読みやすくする工夫を加えて世に送り出されます。
「自分はすごい」などと言っているつもりはまったくないのですが、本を出版するということは、何かしらのエッジが効いたスキルや経験が必須です。ですので、本になっている時点で「エッジが効いた何かが込められている」というお墨付きがあるのです。出版社は本を出すにあたってリスクを取って巨費を投じます。なので、内容がペラペラな本はおいそれとは出せません。
今も昔も、読書は有用で他者に差をつけるための投資対効果の大きいアイテムです。稼ぎ続けるビジネスマンであるなら商品を仕入れを怠ってはいけないのです。
黒坂 岳央
フルーツギフトショップ「水菓子 肥後庵」 代表
文・黒坂 岳央/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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