スキットルは、大人がおしゃれにお酒を楽しむための小型ドリンクボトルです。キャンプや登山など、アウトドアでおしゃれにお酒を楽しみたい方におすすめなのが、チタン製の「スキットル」です。実は、洗うのも簡単なスキットル。今回は人気アウトドアメーカーなどおすすめ商品をご紹介します。キャンプやアウトドアで、蒸留酒をダンディに楽しんでみてはいかがでしょうか。
目次
ウイスキーが持ち運べる?!スキットルとは
スキットルの選び方
ウイスキーが持ち運べる?!スキットルとは

スキットルとは、お酒を持ち運ぶための小さな水筒の名称です。ウイスキーやバーボン、ウォッカなど、比較的アルコール度数の高い蒸留酒を持ち運ぶのに使われるのが一般的です。
ボトルの素材には、ステンレス、チタン、ピューターなどの金属が使用されています。このうち、軽くて丈夫で、金属の味や臭いがお酒に移らないチタンがおすすめです。スキットルの名称は、18世紀頃にイギリスで流行した木のピンを倒すゲームに由来しています。
現在のボーリングの原型とも言われ、倒すピンの形が瓶に似ていることからこの名前が付けられました。300年以上の伝統があるスキットル、単なる水筒以上の価値がありそうです。
スキットルの選び方

スキットルを選ぶ際、最も重要なのは素材です。しかし、それ以外にもデザインや容量など、チェックすべきポイントはいくつもあります。これらのポイントを押さえた上で選べば、長く愛用できるスキットルに出会えるはずです。一つずつ詳しく見ていきましょう。
選び方①素材

かつてスキットルは、銀やピューターといった高級な素材で作られていました。しかし、現在ではステンレスやチタン製のものが一般的で、低価格で購入できるものも多くなっています。
ここでは、それぞれの素材の特徴を紹介しますので、自分に合った素材を見つけてください。まず、ステンレス製は、軽量で耐久性があり、価格も安いのが特徴です。
また、お手入れも簡単で、手軽に入手できるため、初心者の方にはぴったりでしょう。ただし、金属独特の臭いがお酒に移ることがあるので、香りや味にこだわる方は避けた方が無難です。

チタン製スキットルのメリットは、錆びにくく、軽くて丈夫なことです。頑丈なので、アウトドアシーンなどハードな使用にも向いています。
また、金属独特の匂いがスキットルの中のお酒に移りにくく、お酒の味を損なわないことも大きな魅力です。ただし、ステンレス製に比べると若干価格が高くなります。
ピューターは錫を使った合金です。におい移りを抑え、不要な香りを取り除いてくれるため、まろやかな味わいが楽しめるということです。
また、柔らかくて加工しやすい素材なので、デザインのバリエーションが豊富なのもメリットです。他の素材に比べて価格が高いのが気になるところですが、きちんと手入れをすれば長く使うことができます。
選び方②容量や形状

ポケットに入れて持ち運ぶなら、スキットルの容量は持ち運びしやすい200ml前後がおすすめです。スキットルの容量は、一般的に200ml前後です。
中には500mlを超える大容量タイプもありますが、ポケットに入れて持ち運ぶには不向きです。容量200mlのスキットルでは少し物足りない気もしますが、ショットグラス6~7杯分のウイスキーを入れることができるのです。
登山などで荷物を減らしたい場合は、容量100ml程度の小型のものを検討するとよいでしょう。パンツの後ろポケットにスッと収めて持ち運ぶという方は、お尻の形にカーブした四角いものを選ぶのがおすすめです。

ヒップフラスコとも呼ばれるスキットルは、お尻のポケットに入れても違和感のないカーブした四角形が一般的です。初めて挑戦するということなら、ぜひ汎用性の高いスクエア型を選びましょう。
その他、丸型や長方形など、ポケットに入れにくい形状もあります。カバン等に収納して持ち運ぶのがメインという方は、好みに応じて形状をお選びください。
選び方③付属品

スキットルは直接飲むことを前提としているため、飲み口(スパウト)が小さく設計されている製品が多いです。そのため、お酒を注ぐ際にこぼれないように漏斗が必須となります。
漏斗を別途購入するよりも、スキットル専用の漏斗を購入する方が、デザインも統一されているのでおすすめです。
選び方④ブランド

スキットルを選ぶなら、有名なアウトドアブランドから選ぶと安心です。まず、新潟県三条市に本社を置く「スノーピーク」は、世界で初めて「オートキャンプ」というスタイルを取り入れたことで知られるアウトドアブランドです。
高品質なキャンプ用品を豊富に取り揃え、初心者からベテランキャンパーまで幅広い層から支持されています。
スノーピークのスキットルはチタン製なのでやや高価ですが、丈夫で尚且つ軽量な素材なので、持ち運びも簡単です。飽きのこないシンプルなデザインも魅力です。

次は、1913年にアメリカのマサチューセッツ州で誕生した「スタンレー」です。真空断熱技術とスチールの堅牢性を組み合わせた「真空ボトル」を開発した会社です。
宇宙探査機や深海調査用の機器にも採用され、高い評価を得ています。スキットルでは、「クラシックシリーズ」と、耐久性・保温性能を高めた「マスターシリーズ」を展開しています。
どちらも比較的安価ながら丈夫で長持ちするステンレス製で、コストパフォーマンスを重視される方におすすめです。