ハイスペ女子を敬遠するのはつまらない男のプライド
男性はプライドを持った生き物です。外面の良さを重視し、人からよく見られたい、バカにされたくないという欲求を強く持っています。それ故に自分より優れた女性との結婚をして、プライドを傷つけられたくないという恐怖を抱いているのではないでしょうか。
ですが、そのようなプライドを理由に結婚相手として敬遠するのは、あまりにももったいないと思います。自分の方が優れているからと言って、相手を下に見るのはその人の知性の高いからというより、その人の性格によるところが大きいです。
私は常識がない部分もあるので、嫁さんに自分の無知を披露してしまう場面が何度もありましたが、彼女は私をバカにする代わりに、「勉強すれば知識はいつからでもつけられる。無知を恥じるヒマがあるなら、勉強をした方が有意義な時間の使い方よ」と言って助けてもらったものです。
プライドを大事にすることをムダとは思いませんが、プライドを守ることだけに固執して自らをアップデートすることをサボってしまうと進歩はありません。もとい、ハイスペ女子と結婚する方が「相手にかっこ悪いところを見せられない」と自助努力の燃料にすらなると思っています。
ハイスペックであることをコンプレックスに感じる女性もいるそうで、本当にもったいないと思います。自分は今の奥さんに出会えたことで人生が確実にポジティブになったので、心からそう思います。
もしも結婚前の私が「相手は一流大学を出ているから」とか「優秀だから」などの理由で敬遠していたら、今やっているビジネスも出版もできなかったことを考えると、不要なプライドなんてもたなくてよかったと思っています。
ハイスペ女子との結婚を敬遠せず、むしろオススメしたいと思います。

黒坂 岳央
フルーツギフトショップ「水菓子 肥後庵」 代表
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文・黒坂 岳央/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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