コマセとの同調がキモ
サビキを落としたときに水面にはキラキラと魚が反転する姿が見えるが、なかなかハリ掛かりしない時間が続く。魚の姿が見えているのに釣れないのはもどかしい気持ちになるが、なんとか魚に食わせようとあの手この手で誘いを入れて試してみる。
この日渋いなかでも一番反応が得られやすかったのが、コマセをたっぷりカゴに詰めて足元に落としたら、サビキの一番上のハリを水面付近で数秒ステイ。そこからコマセと同調させるイメージでゆっくりと仕掛けを沈めていくと、サッパからの反応がよく出た。
誘いのコツをつかんでからは、ゆっくりながら着実にサッパを釣り上げていくりいさん。サッパが食い上げて仕掛けが絡まってしまうなど、初心者らしいトラブルに見舞われながらも新舞子マリンパークのサビキ釣りを満喫した。
短時間で手軽にゲット
そして反応が少なくなってきた午前9時に早めの納竿とした。りいさんの釣果はイワシ10匹とサッパ42匹。4時間の釣行にしてはまずまず。この日の夕食は自分で釣ったサッパとイワシの南蛮漬け。海の幸を家族でおいしくいただいたようだ。
簡単で手軽に釣れるサビキ釣りは、釣って楽しい、食べておいしいお勧めの釣り。「釣りをやったことがない」という人も釣果を得られやすいので、近場の堤防や釣り公園にぜひ出かけてみてはどうだろうか。
近年釣りというレジャーが人気を集めており、休日にはたくさんの釣り人で人気の釣り場はにぎわっている。自分で出したゴミは持ち帰る、コマセで汚れた場所は掃除をしてから帰るなど、釣り場マナーを守って釣りを楽しんでほしい。
<週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔/TSURINEWS編>
▼この釣り場について
新舞子マリンパーク
この記事は『週刊つりニュース中部版』2021年9月10日号に掲載された記事を再編集したものになります。
提供元・TSURINEWS
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