マンションを売却しようとしたら、部屋から退去して空室にした状態でないと売却できないと思っている方もいるかもしれません。しかし、そのマンションに住みながら売却することも可能です。今回は住みながらマンション売却を成功させるためのコツや注意点を、まとめてご紹介していきます。
目次
住みながらマンションを売却することはできる!
マンション売却を成功させる6つのポイント
・1. 内覧はできるだけ多く行う
・2. 部屋は明るく・日当たりの良い時間に内見してもらう
・3. 部屋は掃除・整理整頓して、きれいにする
・4. ペットなどの臭いケアや毛の処理を徹底する
・5. 内覧中はペットや子どもを預ける
・6. 売却スケジュールは余裕を持って組む
住みながらマンションを売却することはできる!
中古マンションは空室の状態である方が売却しやすいイメージもあるかしれません。たしかに部屋を空けてきれいな状態にしておけば、購入検討者はいつでも内見できるうえに室内に何もないので部屋の状態を確認しやすいということはあります。
しかし、空室にするためには自分たちは別の場所に移り住まなくてはいけません。新しい家を購入する資金的余裕があれば問題にならないかもしれませんが、売却してそのお金で新居を購入するという段取りならば、売却したいマンションとは別に新たに家を借りるか間借りさせてもらうといった対応が必要となります。
すぐに購入者が見つかるとも限らないため、この間に必要になる費用の予測も難しいものです。売り出しから売却までの期間が長引けば、掃除など部屋の管理・維持も必要になってきます。
そのため、住みながらマンションを売却するのがおすすめというわけです。インターネットや不動産屋で中古マンション物件を探してみると、空室かつ即入居できる物件ばかりではないのは、住みながら売却活動をしている物件が含まれているからです。
マンション売却を成功させる6つのポイント
1. 内覧はできるだけ多く行う
できるだけ好条件かつスピーディに売却したいならば、可能な限り多くの内覧を設定することが重要です。購入検討者の「買いたい」という気持ちを削がないよう、できるだけ希望されたスケジュールで受けるのがベターでしょう。
もちろん、仕事などで全時間帯での受付が厳しい場合もあるでしょう。その場合は仲介する不動産会社の担当者に、内覧受付可能な日時をあらかじめ伝えておくとスムーズです。
また、あらかじめ日時を決めて希望者が内覧できるオープンルームを実施するのも良いでしょう。売主側は一度に多くの人を案内することができて負担も少なく済みます。
2. 部屋は明るく・日当たりの良い時間に内見してもらう
もしもスケジュールの調整が可能であれば、部屋のコンディションがベストに見える日当たりの良い時間帯に内覧をしてもらいましょう。室内が明るく広々として見えて、清潔感のある印象を与えることができるはずです。さらに日中であっても照明をつけてカーテンやブラインドなどもあけるようにすることで、明るい印象を与えることができます。
3. 部屋は掃除・整理整頓して、きれいにする
内覧時に大切なのは、何よりも希望者に「購入したい」と思ってもらうことです。そのため、部屋の掃除や整理整頓はしておきましょう。とくに注意したいのが、カビが生えたり水垢がつきやすかったりするトイレやお風呂、キッチンなどの水回りの掃除です。目につく箇所以外にも気を配りましょう。
不用品などはあらかじめ処分してモノを少なくし、空間を広く見せるのもコツです。すぐに使用しないようなものは、レンタル倉庫や実家に預けても良いでしょう。最近は家事代行サービスなどもあるので、この機会にプロに掃除を任せてみるのもひとつかもしれません。
また、家具や家電の配置やインテリアによって印象も左右されるものです。売却にあたって、プロにコーディネートを任せる人もいます。
4. ペットなどの臭いケアや毛の処理を徹底する
とくにペットを飼っている場合は、臭いに注意が必要です。普段一緒に暮らしていると気にならないものですが、ペットを飼っていない人からするとペット臭が気になってしまうことも往々にしてあります。ペットの臭いケアは徹底して行いましょう。
またペットの毛が落ちていることを不快に感じる人や、動物アレルギーを持っている人もいます。内覧時はそういった人たちも心地よく過ごせるよう、念入りに掃除をするようにしましょう。
5. 内覧中はペットや子どもを預ける
内覧中はお客様を自宅に招いているような状態です。内覧者はじっくり物件を見ながら、売主や担当者に気になった点を質問したいはずです。ペットや子どもの存在があると、気になってしまって自由に内覧できないという人も中にはいるかもしれません。小さなお子さんがいたり、ペットを飼っていたりする場合、可能であれば実家やペットショップなどに預けるようにしましょう。
6. 売却スケジュールは余裕を持って組む
物件を売りに出し始めてから、すぐに購入者が見つかるとは限りません。また、引き渡し日までに自分たちは新居へ引っ越す必要があります。そのためマンションを売りに出す場合、新居に移り住むまでのスケジュールなど余裕を持って組む必要があるでしょう。
新居を住宅ローンで買い替える場合は、元の家の売却を終えていないと契約を反故にされてしまうリスクがあります。新居の引っ越しまでにきちんと売却完了できるよう、家族の予定をしっかり確認し、不動産会社とも相談して余裕を持ったスケジュール設定を行いましょう。