マイカメタルの魅力
ここまでイカメタルの基本を書いてきたが、冒頭に記載した通り、マイカは基本となるオバマリグ以外にも、オモリグや鉛スッテ1本で狙うこともできる。
トラブルにより釣りができなくなることを避けるためにも、予備タックルを準備した方が安心であり、上記基本のタックル1本に加えて皆さんの好みに合ったタックルを準備すると、一層楽しみの幅が広くなるだろう。
具体的には軽くて操作性、感度抜群のショートロッド、テンションフォールでの掛けアワセに特化した先調子モデル(ダイワ掛け調子)、オモリグ専用ロッドや広範囲を狙えるスピニングタックルを選択してもいいだろう。

イカメタルの楽しみ方は人それぞれである。こだわりのタックルや釣り方、鉛スッテで狙うも良し、良型狙い(良型はボトム付近で釣れることが多い)でのボトム狙いも面白い。あえて周りの人と逆のパターンを試して、自分だけのヒットパターンを見つけるのも楽しい。
タックルやスッテ、タナ、誘いを工夫し、自分の思い描く狙い方でマイカが釣れれば最高だ。
食味も抜群
またマイカは釣るだけでなく、食べても大変おいしいイカであり、刺し身はもちろん、さまざまな料理を楽しめる。冷凍すれば比較的長期間の保存も可能であることから、私は自宅の冷凍庫にマイカを大量にストックしている。

シーズンは終盤を迎えるが、今年はまだまだ好釣果が期待できる。皆さんも基本を押さえつつ、こだわりを取り入れてイカメタルにチャレンジしてみてはいかがだろうか。
<週刊つりニュース中部版 桑原一幸/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2021年9月10日号に掲載された記事を再編集したものになります。
提供元・TSURINEWS
【関連記事】
・ゼロから始める「カヤックフィッシング」 マダイを釣るためのキホン5選
・船長に聞く「沖釣り初心者の心得」:東京湾LTアジ 厳選船宿8選も紹介
・大豆ではなく「魚で作った」味噌とは? 実は各地に存在する発酵魚介食材
・干物にすると飛躍的に美味しくなる海釣りターゲット4選
・釣り編集者が上天草へお試し移住 移住家族に聞く「リアルな本音」とは?