
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)東地区グループステージが今月15日に開幕。Jリーグからは浦和レッズ、川崎フロンターレ、横浜F・マリノス、ヴィッセル神戸が参戦しているが、中国勢は2クラブが参加辞退となっている。その中、中国メディア『捜狐』は16日、来季のACLで中国勢の出場枠が減少する可能性を伝えた。
中国スーパーリーグでは山東泰山、上海海港、広州FC、長春亜泰の4クラブが今季のACL出場権を獲得していた。しかし、長春亜泰は財政難の影響もあり先月1日にACLプレーオフ出場辞退が正式決定。くわえて上海海港は新型コロナウイルス感染拡大により上海市内がロックダウンとなっていることから、タイ遠征が不可能に。今月11日になって上海海港の参加辞退が公式発表されている。
また広州FCと山東泰山はACLグループステージに参戦しているものの、ほぼ全員が10代後半から20代前半と若手主体のメンバー構成に。中国メディア『新浪体育』は中国行政による新型コロナウイルス感染拡大対策の強化や国内リーグ戦との両立、遠征費負担などをふまえて主力選手をタイ遠征メンバーから外したと報じていた。
その広州FCは15日開催のグループステージ開幕戦でジョホール・ダルル・タクジムFC(マレーシア1部)相手に0-5で敗戦。山東泰山も大邱FC(韓国1部)との試合で0-7と大敗を喫するなど、主力選手を欠く中で地力の差を見せつけられている。
中国勢のACL出場枠は今季まで「グループステージ出場3クラブ、プレーオフ出場1クラブ」となっていた。しかし『捜狐』は「2年つづけて参加辞退のクラブが現れ、(今季は)ユースチームを派遣した。これらは中国スーパーリーグクラブによるAFCチャンピオンズリーグ出場枠に影響を与える可能性がある」と報道。
アジアサッカー連盟(AFC)の定めるランキングポイントの低下により、2023シーズンのACL出場枠が「グループステージ出場2クラブ、プレーオフ出場2クラブ」になる可能性があると主張しているのだ。
なお、今月18日開催のグループステージ第2節では広州FC対川崎フロンターレ、浦和レッズ対山東泰山が組まれている。アジアの頂点を目指すJリーグクラブ相手に“2軍”構成の中国勢が苦戦を強いられることが予想される。
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