
明治安田生命J1リーグのアビスパ福岡を退団したブラジル人MFカウエ(32)は、今月16日になって母国クラブへの加入が正式に決まった。
同選手は、大宮アルディージャやアルビレックス新潟でプレーした後、2020年8月にプリメイラ・リーガ(ポルトガル1部)のベレネンセスSADへ加入していたが、わずか数カ月後に契約解除となり退団。しばらく無所属状態が続いていたが、昨年2月15日へアビスパ福岡への加入していた。ただ、アビスパ福岡でも外国籍選手との競争でおくれをとりJ1リーグ12試合の出場にとどまると、12月8日に契約満了による退団が正式決定していた。
そんなカウエは昨年12月はじめにブラジルメディア『TNT SPORTS』のインタビューに応じた際に、自身の今後について「大好きな日本に戻れたし、この国にいたいね。リーグ戦でもカップ戦でもチームを助けることができたわけだし、僕にとってとても大事なことだ。(プロサッカー選手という)この仕事を続けることを願っているし、2022年にはこれまでのキャリアの中で最高の姿になって戻って来たいよ」と語るなど、Jリーグでのプレー続行を示唆していた。
しかし今年2月になると、選手サイドがJリーグクラブからのオファーを拒否したとブラジルメディア『terra』が報道。選手本人はブラジルメディアのインタビューで「今は選択肢を検討している段階だし、(自分の去就について)すぐに決断をしたいね。ブラジルを離れてから長いし、家族の側にいるためにもここ(ブラジル)にいるつもりだよ」と家族と一緒に過ごしたいという自身の思いを明かしていた。そしてアビスパ福岡退団からおよそ4か月後の今月16日、ブラジル4部のクラブ・アトレティコ・メトロポリターノがカウエの獲得を公式発表している。
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