A.釣鐘(つりがね)のつり手である竜頭と、懐中時計の輪っか部分をかけたため(諸説あり)



時刻や日付け調整をする際に操作するリューズ。漢字では“竜の頭”と書く。ではなぜこの漢字が使われるようになったのか。それは懐中時計が誕生する前まで遡る。


 日本のお寺にある釣鐘(つりがね)は、中国の様式を倣ったものが大半。その中国由来の釣鐘は、梁(はり)に吊るすためのつり手に、蒲牢(ほろう)という中国の伝説の生き物が装飾されていた。
 これは、よく吼えると言われた蒲牢を用いることで鐘の音が遠くまで良く響いて欲しいという願いがこめられていたと言われている。
 さらに蒲牢は竜に似ていたことから、日本では釣鐘のつり手部分を“竜頭”と呼んでいた。

Q18.リューズはなぜ漢字で“竜の頭”と書くのか
(画像=懐中時計は写真のように、紐を通して携帯できるように、リューズに輪っかの部分がある。これと釣鐘の竜頭をかけていたと思われる,『Watch LIFE NEWS』より 引用)

 やがて、日本に輸入品として懐中時計が入ってくると、時報としての役目も担っていた鐘の音もだんだん懐中時計に引き継がれていった。その懐中時計には時刻を調整したりするボタンのようなものが出ており、そこにはひもを通して持ち歩けるように輪っかが設けられていたことから、釣鐘になぞらえて”竜頭”と呼ばれるようになったと言われている。

文◎松本由紀(編集部)

<参考文献>
・シチズン公式サイト>サポート>用語集>りゅうずの歴史

提供元・Watch LIFE NEWS

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