正社員就職を目指すにあたり、あなたの年齢がいくつなのかは非常に重要なポイントとなります。
要は若ければ脱ニートも正社員就職も叶いやすく、年齢を重ねるほどにその成功率は下がってしまうのです。
一体なぜ、ニートの年齢によって就職率が変わってしまうのでしょう。
この記事では、
- ニートが正社員を目指せる年齢とは
- なぜ年齢が就職に影響するのか
- 年齢に関わらず成功する人の特徴
- ニートから正社員就職を目指す裏技
以上4点について、分かりやすくまとめていきます。
ニートから抜け出したいものの、どうすれば良いかわからず行動できていない方にぜひ読んでいただきたい内容です!
Contents
ニートから正社員になるのは何歳まで可能なのか
ニートが年齢を重ねると就職が難しくなる3つの理由
ニートから正社員になるのは何歳まで可能なのか

ニートが正社員を目指す際の難易度は、年齢によって異なります。
年齢が若ければニート期間があっても、その後の就職にはそれほど影響しない場合が多いのです。
こちらのデータをご覧ください。
▼年齢ごとのニート期間の比較表
1年以下 | 5年越 | |
---|---|---|
20~24歳 | 71.1% | 2.2% |
35歳以上 | 44.4% | 38.9% |
参照:財団法人社会経済生産性本部 「ニートの状態にある若年者の実態及び 支援策に関する調査研究報告書」
20代前半と35歳以上のニートを比較すると、ニートの継続期間にかなりの差があることが分かります。
35歳以上のニートは脱ニートが難しくなり、ニート期間が5年を超えている人の割合は4割近くまで増えてしまっています。
ニートから正社員を目指すことができる年齢を明確に回答するのは難しいですが、確実に言えることは「24歳までなら脱ニートは難しくない」ということ。
20代後半や30代のニートは、何か就活のアピール材料となるスキルや経験を持っていない限り、正社員就職が極めて難しくなると言えます。
ニートが正社員就職を目指せる年齢については、
- 経験者枠なら20代後半以降もOK
- 未経験なら27歳がギリギリ
と頭に入れておくと良いでしょう。
20代後半で、何かしらのスキルや経験を持っている場合には正社員就職は現実的ですが、未経験ならかなり危ういです。
以上のことから、具体的な年齢を挙げるとすると、27歳あたりがボーダーラインであると考えられます。
ニートが年齢を重ねると就職が難しくなる3つの理由

なぜ、年齢を重ねるほどにニートの正社員就職は厳しくなってしまうのでしょう。
そこには、明確な3つの理由があります。
この章では、
- 年齢と就職率の関係
- 採用面接官の考え
- 新卒が良いとされる理由
以上3つの内容とからめながら、ニートの正社員就職率が年齢に影響される理由を解説していきます。
1.年齢と就職率は反比例する統計データがある
同じニートでも年齢が23歳なのか30歳なのかで、就職率は確実に変わります。
なぜなら、年齢と就職率は反比例するデータがあるからです。
▼年齢別フリーターの就職率

上記は、フリーターの正社員就職率を年齢別に示したものです。
20代前半までは約33%だった正社員就職率が、25歳を超えると25%になり30歳を超えると18%まで落ち込んでしまいます。
ニートから正社員を目指すことは、フリーターから正社員を目指すことよりもさらに難しくなると考えられますが、十分参考になるデータだと言えます。
2.採用面接官は年齢とスキルは比例すると考えている
極端な話、新卒は何のスキルも持たずに正社員就職を叶えるケースがとても多いです。
これは、採用する企業も新卒にスキルや経験を期待してはいないから。
つまり、「何もできなくて当然」と思っているからです。
しかし、中途採用の場合は違います。
年齢が高ければ、「当然何かしらのスキルや実務経験があるんだろう」と思われています。
事実、22歳で大学を卒業し、仮に5年間別の企業で正社員として働いていれば、何らかのスキルや実績は積んでいるのが普通です。
そこへ、27歳のニートがふらりと面接に来てしまったら、
「なんでその歳で経験値がそんなに低いの?」
「なんで今までニートだったの?」
「即戦力には程遠いな‥」
などとネガティブな印象ばかりを抱いてしまうのです。
年齢が若ければスキルがなくてもそれほど評価が下がることもありませんが、年齢が上がるにつれ「保有するスキルや実績に対する期待値」は上がっていきます。
これが、年齢を重ねたニートの正社員就職を難しくしているのです。
3.新卒が就職市場では価値が最大だと言われるから
大前提として理解しておくべきは、日本においては新卒が最高の人材とされているということ。
なぜ企業が新卒をそれほどまでに欲しがるのか、その理由は以下の通りです。
- どの企業にも染められていない
- 社風に順応しやすい
- 会社に貢献する期間が長い
また、新人として雇った人の年齢が高ければ、
- 教育しづらい
- 社内の人間関係が構築しにくい
などのデメリットもあります。
結局新卒が一番なのです。
新卒が最高なら、歳を重ねるほどに人材としての価値は下がる一方だということです。