■鉄腕アトムの登場
1963年、いまでも熱く語られるアニメ作品『鉄腕アトム』が登場した。手塚治虫が発足させた「虫プロダクション」により、日本で最初の本格的連続テレビアニメ『鉄腕アトム』と、それに付随する長編アニメ映画『鉄腕アトム 宇宙の勇者(1964年)』が製作された。
この『鉄腕アトム』の登場により、「週1回放送の30分番組」というテレビアニメの基本形が構築された。そのため、『鉄腕アトム』は日本におけるテレビアニメシリーズの先駆けと言える。
そして、初めてテレビアニメが製作されたその後の約10年間は、良くも悪くも『鉄腕アトム』の影響を多分に受けていた。
また、「日本のアニメは原作を持つことが多い」というアニメ業界の文化も、黎明期のテレビアニメに原作付きのものが多かったためだとされている。
■まとめ
本記事では、日本で最も古いアニメ作品、アニメーションの歴史を解説した。
日本で初めて登場したアニメ作品は、1917年(大正6年)に製作された『凸坊新畫帖 芋助猪狩の巻』という短篇アニメーション映画だとされている。
それ以来、1932年にはディズニーが初めてフルカラーのアニメ作品を製作、1937年には初のカラー長編アニメ『白雪姫』を製作するといったように、アニメーションの技術は少しずつ向上していった。
当時のアニメ作品は現代の物とはクオリティが大きく違うものの、当時のアニメ作品にしかない魅力がたくさん詰まっている。本記事を読んで興味が湧いた人は、ぜひ当時のアニメ作品を調べてみてほしい。
提供元・男の隠れ家デジタル
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