MNPや30歳以下、端末返却を前提とした購入補助プログラム加入などの条件付きで、2月半ばから、一部の家電量販店やキャリアショップで特価販売が続いていたiPhone 13/12シリーズ。iPhone SE(第2世代)では「一括1円」のケースもあった。4月に入り、そうした投げ売りは影を潜めたという報告がSNSで流れている。

 家電量販店の実売データを集計した「BCNランキング」によると、iPhone SE(第3世代)とiPhone 13/13 miniの新色「グリーン」、iPhone 13 Pro/13 Pro MAXの新色「アルパイングリーン」の発売日の3月18日を含む3月第3週(2022年3月14日~20日)の前後の5週間で、スマートフォン全体の販売台数に占めるAppleのシェアは7割を超えた。週間販売台数の推移を見ると、ピークは3月第4週(3月21日~27日)で、21年1月以降、1週あたりでは最も多くスマートフォンが売れた。

2022年3月のスマホ販売ランキング iPhone SE(第3世代)が3位に食い込む
(画像=『BCN+R』より 引用)

 22年3月のスマートフォン販売台数ランキング(製品別にキャリアごとに容量を合算して集計)は、auの「iPhone 12」がトップ。キャリアを合算すると、1位は「iPhone 12」、2位は「iPhone 13」、3位は「iPhone SE(第3世代)」だった。

2022年3月のスマホ販売ランキング iPhone SE(第3世代)が3位に食い込む
(画像=2022年3月スマートフォン販売台数ランキング(PB商品除く)、『BCN+R』より 引用)

 iPhone 13 128GBのAppleのオンラインショップでの販売価格は9万8800円とほぼ10万円だが、iPhone SE(第3世代) 64GBでは5万7800円。主にカメラとサイズ、バッテリ駆動時間、耐水性能の違いによって、価格は3万以上もiPhone SEのほうが安い。5G対応iPhone SEの投入は、Appleのシェア7割超えに貢献したといえるだろう。

2022年3月のスマホ販売ランキング iPhone SE(第3世代)が3位に食い込む
(画像=iPhone SE(第3世代)の発売日の3月18日直後の店頭の様子、『BCN+R』より 引用)

 Apple製品の価格は、過去に為替相場の変動を受け、値上げされたことがある。特価でなくても、今後の値上げの可能性を考えると、iPhone SE(第3世代)やiPhone 12シリーズは、いまが買い時だろう。(BCN・嵯峨野 芙美)

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。

提供元・BCN+R

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