釣り人に出来ること
海も山も河も、そして魚も全て、みんなの財産であり、慈しみ守っていかなければならない尊いものです。自然の中の一部で遊ばせてもらっているのですから、最大限の敬意を払って行動しましょう。釣り場には足跡以外残さないのはもちろん、とっていいのは写真だけ、とまでは言いませんが、厳しい自然の中で世代交代してきた大型魚には、優しく接してもらいたいです。
バーブレスフック
私は、アシストフックは全てバーブを潰して使っています。リリースを前提に遊ばせてもらうなら、ぜひバーブレスをお勧めします。なぜなら、キャッチした魚が弱るのは、フックを外すのに手間取って水から出す時間が長くなるのが1番の要因だからです。キャッチして、サッとハリを外し、パッと写真を撮るだけなら、魚たちの色も冷めないうちにリリースが可能です。
置く場所も工夫
熱い船のデッキ上に魚を横たえなくてもいいように、厚手のスポンジマットや水を汲んで置けるコンテナボックスも良いかもしれません。殺さなければ、必ず世代交代して長く楽しめるはずですので、アングラー諸氏の優しさに期待します。
レイクジギングの展望
ボートとジギングの組み合わせは機動性や攻略の自由度も高く、高水温期の湖のトラウト釣りには、かなりのポテンシャルを持った釣法だと思います。何よりも、ダイレクトに狙えるのはゲーム性も高く、楽しい釣りとなります。
船舶免許を所持すれば、ビックレイクのレンタルボートでの釣りも可能で、魚を探すところから釣りを組み立てるという、とびきり面白い釣りも体験できるでしょう。人気となれば、湖での遊漁船も増えるかもしれませんが、私的には人流抑制となった方が適度に魚も残って楽しみも長く続くかもしれないと思っています。レイクジギングは楽しい釣りだし、今後、メジャーになっていく釣りだと思います。
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緊急事態宣言は解除されましたが、外出については行政の最新情報を確認いただき、マスクの着用と3密を避けるよう心がけて下さい。一日も早く、全ての釣り場・船宿に釣り人の笑顔が戻ってくることを、心からお祈りしております。
文・堀籠賢志/TSURINEWSライター/提供元・TSURINEWS
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