日本のボディビルのトップ選手たちを見ると、大きな筋肉とパワーをまとっている。始めから素質があって、もともと強い身体をしていたのではないか? そんな疑問を解消すべく持ち上がった本コーナー。現(公社)日本ボディビル・フィットネス連盟JOC強化委員長で、ボディビルとパワーリフティングの2競技で大活躍を見せた、第26&第32代ミスター日本に輝いた朝生昭雄選手のボディビルに出会う前の貴重な写真を公開。

取材・文:IRONMAN編集部

生年月日

1950年6月18日(70歳)

トレーニング歴

54年

ボディビル歴

37年

主なボディビル大会入賞歴

1980年、1986年日本ボディビル選手権選手権優勝/ NABBA ユニバース 5位/全日本パワーリフティング選手権 2位

BeforeからAfterまでの体重の変化

62㎏→86㎏

【仰天ビフォーアフター】コンクリートの重りで筋肉を鍛え始めた男が日本王者に!
(画像=朝生昭雄選手のビフォーアフター、『FITNESS LOVE』より 引用)

トレーニングをはじめたきっかけ

中学2年のときに東京オリンピックがあり、ウエイトリフティングを見て競技をしたいと思った。トロッコの車輪でバーベルクリーンを行い、コンクリートでプレートを作り、自宅の庭でひとりでトレーニングをしていた。

初期のトレーニング内容

会社の屋上で、パワー3種目をメインに朝と昼休みにトレーニングを行った。その他にバーベルカール、バーディップス、チンニングをよくやった。ジム入会してからも、パワーリフティング競技会に出るための3種目と、ボディビルコンテスト用の種目をやる曜日とトレーニング部位を決めていた(写真のころ)。

初・中級者トレーニーへのメッセージ

]ジムに入会したときにミスター日本に絶対なると誓っていました。4年でミスター東京、7年でミスター日本のタイトルを取りました。多くの先輩のアドバイスや叱咤(しった)激励があったこと、両親兄弟の応援も大きかったと思います。また、自分にも強い気持ちがあったからだと思います。基本種目を忠実に、体力に合った重量を使用し、きちんとフルレンジでやること。いたずらにクオーターやハーフで重い重量をやる、自己満足トレーニングは慎むべきです。ましてや薬物を使っても大きくなろうなどと考えることは、お金や時間、汗と努力で培ってきたもの、信頼まで、全て失うことになるということをしっかり胸に刻んでおくべきです。努力ほど尊いものはなく、近道など考えてはいけないのがボディビルです。ただし常にト レーニングの工夫と食事は考えなくてはいけない。サプリメン
トに頼らず、身体にいいものをたくさん食べて充実したトレー
ニングをしてください。

提供元・FITNESS LOVE

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