
日本代表はFIFAワールドカップ・カタール大会で強豪国ドイツと対戦する。その日本代表の主力選手であるVfBシュツットガルト所属のMF遠藤航(29)は、ロシアW杯での韓国代表の戦いぶりがドイツ戦勝利にむけてのヒントになると考えているようだ。12日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
同選手は今季ここまでブンデスリーガ全試合でキャプテンマークを巻いて先発出場。カタールW杯アジア最終予選でも、先月24日開催のオーストラリア戦までの9試合でスタメン出場するなど、中盤センターの主力として日本代表のカタールW杯出場に大きく貢献している。
そんな遠藤航を擁する日本代表は、カタールW杯グループリーグでドイツやスペイン、それにニュージーランドとコスタリカによる大陸間プレーオフの勝者と対戦することが決定。日本国内からは日本代表のグループステージ突破が厳しいという声が上がっている。
遠藤航は『ビルト』のインタビューに応じた際、ドイツ代表との対戦決定時の心境やチームメイトの反応を聞かれると「ドイツとの対戦が決まった時は、とても興奮しましたね。抽選会の間、アウェーのビーレフェルトに向かう途中だったんですけど、(ドイツとの対戦決定後に)バスの中がうるさくなったんですよ」
「何人かからは『これは日本が大変なことになる』と言われましたね。ドイツは世界でもトップクラスのチームですが、それでも僕たちは勝とうと思います」と語っている。
ドイツは2014年のブラジルW杯優勝国であるが、2018年開催のロシアW杯ではグループリーグ初戦で韓国に0-2で敗戦。スウェーデン戦で勝利したものの、グループリーグ最終戦でメキシコに0-1で敗れてグループリーグで大会を後にしていた。
同選手はロシアW杯での韓国代表について「あの時の韓国代表はドイツ相手に勝ち目がないと言われていましたけど、つねに高速カウンターで良い攻撃を仕掛けて勝ちました」と言及。「僕たちも戦えるし、いいディフェンダーと(縦に)速い前線の選手がたくさんいますよ」と語ると、『ビルト』も「日本にとってのお手本は、ロシアワールドカップのグループリーグで2-0の勝利を収め、ドイツ代表にドイツサッカーの歴史に残る大恥をかかせた韓国だ」と伝えている。
さらに遠藤航はドイツ代表の注目選手を問われると「ドイツの選手で一番印象に残っているのは、トーマス・ミュラーですね。彼とは2回対戦しました。彼はいつもピッチで何が起こっているのか、正確に把握しているんですよ」とコメント。バイエルン・ミュンヘンの中心選手として活躍するFWトーマス・ミュラー(32)の名前を挙げた。
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