営業職は、ノルマと向き合い、汗水垂らして必死に働く『The サラリーマン』のイメージが拭えません。
『具体的に何がきついのか、本当にきついのか』は経験してみないと分からないことです。
本記事では「営業職がきつい」と感じる本質的な理由と対処法を徹底的に解説していきます。
ユーくん 「売らなきゃいけない」ってプレッシャーが常にある仕事だから、精神的にきついのかなぁ。
ダルマちゃん 精神的なきつさにも原因があるはずだよね
目次
「営業職はきつい」と感じる表面的な3つの理由
「営業職はきつい」と感じる本質的な3つの理由
「営業職はきつい」と感じる表面的な3つの理由

営業職は数ある職種の中でも、きつい職種と言われることが多くあります。
営業職とは
- 商品やサービスを販売すること
- 契約を締結すること
営業の仕事がきついと言われるのはただの感想ではなく、仕事の残業時間にも現れています。
残業となるとフィジカル的にもメンタル的にもきつい部分がありますよね。
▼営業職の残業時間

営業職は毎日の平均残業時間が1.79時間です。
ユーくん 毎日2時間近く残業・・・・
ダルマちゃん でも営業がきついのって残業の根本的な理由にあるんじゃないかな。
そこで、ここでは営業職が残業しなくちゃいけない「表面的な理由」を解説します。
- 契約が取れない
- 継続的にうまくいく保証が無い
- コミュニケーションに苦手意識がある
では、一つずつみていきましょう!
1.契約がうまく取れないから
営業職として、お客様との契約を取れないことは非常にきつく辛い状態です。
営業職では、当然「売れない、契約が取れない」という時期は誰にでもあります。
ダルマちゃん もともと得意だと思っていても、途中からそうでもないのかも、自分には向いていないのかもと思うこともあるからね。
商品が飛ぶように売れたり、契約がどんどん取れるときには、営業職が楽しいと思うでしょう。
人間誰しも「できること、得意と感じること」に対してはポジティブな感情を抱くものです。
しかし、調子が悪くなったときやうまくいかないときには、ネガティブな感情を抱いてしまいます。
この時に、営業に対して苦手意識や恐怖心が芽生えてしまうことは少なくないのです。
2.継続的に上手くいく保証がないから
営業職は「継続的にうまくいく保証がない」のも、きつさを感じるポイントになります。
営業職は仕事の成果が数字として目に見えるこわさがあります。
今月は調子が良い!と感じるときがあれば、逆もあります。
お客様ありきの仕事で自分の頑張りだけでは結果を出せないのに、毎月「ノルマ」がある職種です。
一度は結果が出たとしても、それが継続できるか分からない部分に不安が残る人が多いようです。
ユーくん 調子が良くても「来月はどうなるんだろう、今月と同じように良い成績を残せるのかな」と不安になるよね。
常に結果が求められる営業職に必要なのは、プレッシャーに負けない強いメンタルです。
営業の苦しさの多くは「その先数字を上げ続けなければならないプレッシャー」が原因でしょう。
3.コミュニケーションに苦手意識があるから
営業職なのに、「コミュニケーションに苦手意識がある」とかなりきつく感じます。
営業職の場合、お客様との人付き合いなしに商品やサービスを売り込むことはできません。
しかし、営業職に就く人がみなコミュニケーション力が高いとは限りません。
最初は自信があっても、営業を続けるうちに苦手意識が芽生えるケースもあります。
ダルマちゃん 営業成績が振るわないとコミュニケーション力に自信がなくなる人も多いんだよ。
特に営業の成績が伸び悩むときに、顧客との会話が苦痛になる人も多くいます。
その際に「営業ってきつい、もう辞めたい」と感じる人が割と多くいるようです。
「営業職はきつい」と感じる本質的な3つの理由

ここからは、営業職がきつい理由をより掘り下げて考えていきます。
表面的な理由を分解していくと、営業職がきついと言われる本質的な理由が浮き彫りになります。
表面的な理由で共感した人も、おそらくこられの本質的な理由が影響していることは多いはずです。
- 営業職の本当の楽しさを知らない
- 職種に関係なく人間関係に悩んでいる
- 売る商品や売り方に疑問がある
1.営業職の本当の楽しさを知らないから
営業職の醍醐味は、自分の営業スキルで顧客を納得させることです。
本来、営業とは顧客に合わせた商品の価値を伝えることです。
そのレベルまで到達していない人は、営業職の本当の楽しさを味わえていません。
ただ単に「頼み込んで情けを売って購入させる」やり方では限界があります。
このスタイルで長く結果を出し続けることは難しく、お客様と良い関係を気づくことはできません。
何より営業している人の営業スキルも伸びていかないので、どちらにとっても有益ではありません。
ダルマちゃん お情けで買ってもらう営業スタイルにおいては、営業力なんて全く関係ないからね。スキルも身につかないんだよ。
顧客と商品価値を照らし合わせ、顧客が商品を買うことのベネフィットをうまく伝えるのが営業スキルです。
このスキルがあれば、商品が変わっても「営業スキル」は結果に繋がります。
このように自分から仕掛けて営業できれば営業の楽しさが分かりますが、そうでない場合は違います。
ただお客様の機嫌をとって何とか買ってもらおうと考えると、かなりきつさを感じるでしょう。
2.職種に関係なく人間関係に悩んでいるから
営業職のきつさに悩んでいるのではなく、仕事関係の人間関係に苦しんでいる可能性もあります。
営業はストレスが溜まりやすい職種ですが、その理由の一つに「人間関係」があります。
取引先との関係性がうまく築けず相手の懐に入り込めないとなれば、営業成績にも影響するでしょう。
成績にな実際にはそれ以上に顧客との人間関係に頭を悩ませてしまっているケースは少なくありません。
ただ、営業がきついのではなく、実はその辛さは周りの人間関係だったというパターンは非常に多いです。
ダルマちゃん 顧客との人間関係以外にも、上司との関係や同じ営業スタッフとの関係に悩む人もたくさんいるんだ。
3.売る商品や売り方に疑問があるから
自分の売る商品やサービスに100%自信が持てないことにきつさを感じるケースもあります。
会社員として営業を担っている場合は、その会社の商品やサービスを売る以外あり得ません。
しかし、営業職に就く人全員が「自分の売る商品やサービスに100%自信を持っている」かどうかは疑問です。
- 自分だったらこの商品は買わないな
- 値段が高すぎるな
- 他社の商品の方が優れているな
上記のように、自社の商品やサービスに疑問を感じながら営業をしている人も実際いるのです。
それでも、「うちの商品が一番良い!」と売り込まなければならない部分に辛さを感じる人も多くいます。