バリー・ジャパンは3月27日、東急プラザ銀座1階にある「バリー(BALLY)」東急プラザ銀座店をクローズした。同店は、2016年3月31日の東急プラザ銀座店のオープン以来、その核テナントとして数寄屋橋交差点で6年間営業を行っていた。
東急プラザ銀座店は、オープン当初からそのリーシングに苦戦していた。オープン翌年の2017年4月にオープンした中央通りの「ギンザシックス(GINZA SIX)」と異なりAクラスのラグジュアリーブランドの入居は難しいために、インバウンド消費に期待したリーシングを行った。このため、韓国ロッテの免税店が8、9階の2フロアに、10、11階のレストラン街も大半が和食、6階も「FIND JAPAN MARKET」と称した世界に誇る日本の「本物」に会える店としてリーシングされた。しかし、コロナ禍で来日外国人がいなくなって、壊滅状態に陥っていた。このため、5年契約が切れる2021年3月までに6、7階のほとんどの店舗が退店するという異常事態になっていた。
さらに、ここに来てその核店舗と言うべきスイス発のラグジュアリーブランドの「バリー」が今回退店を決定した。まさに危機的な状況であるが、コロナ新規感染者も高止まりの状況が続いており、依然としてインバウンドは期待できない。打開のための秘策はあるのだろうか。
文・三浦彰/提供元・SEVENTIE TWO
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