クルマといえばドアを通じて乗り込んだり荷物を載せたりしますよね。これはある意味クルマの常識とも言えます。ところが、そんな常識から逸脱したドアを持たない車があることをご存知ですか?
①BMW Z1
BMWのZシリーズといえば、ロードスターモデルですが、その始まりは1989年にリリースされたZ1でした。
カテゴリーはもちろんオープン2シーターですが、最大の特徴はドア部分にあります。一応ドアという呼ばれ方をしてはいますが、その開閉方法は他の車とは異なり、ドアがサイドシルに引き込まれてゆく構造となっています。
乗り込みはやや難がありそうですが、BMWらしい未来的な発想と言えるのではないでしょうか?
② バモス ホンダ
ホンダのバモスと聞くと、ほとんどの方が軽ワゴンモデルを想像するかもしれませんが、1970年登場のバモスは、現行モデルとは別もの。レジャービークルとしてこの世に生を受けたモデルです。
見ての通りドアとなるものは一切排除されており、開口部は転落防止のパイプが設置されているのみ。まるでテーマパークの移動用の車のようなユニークなスタイルが特徴です。
これで型式認定を受けることができたので、1970年代はなんともおおらかな時代だったのですね。