同じスイスの大都市でもドイツ語圏のバーゼルではなくフランス語圏。パリにも近く、創業者マドモアゼル シャネルとの縁も深い。地元の人が「スイスのパリ」と誇りを持って語るジュネーブ。この地で開催されるバーゼルワールドよりエクスクルーシブな「WATCHES & WONDERS GENEVA 2022」に新作発表の場を移したシャネル。その初のウォッチコレクションは、マドモアゼルの世界を軽やかに、驚きと遊び心たっぷりに表現した新作ばかり。時計ジャーナリスト渋谷ヤスヒトさんが独自の「華麗な時の世界」を展開した現地を体感しました。

ブースの内外が、メゾンのテーマカラー・黒に彩られていたバーゼルワールドとは違い、ジュネーブのS.I.H.H.スタイルになったシャネルブース。ですが内部に一歩足を踏み入れるとまさにシャネルの世界に包まれます。ブースの中央に置かれた回転する大きなミラーとそのミラーの上、さらにミラーを取り巻く大型のラウンドディスプレイが、新作ウォッチの魅力をダイナミックな映像でアピール。
大胆なロゴの配置で魅せる! ブラックとホワイトの「ペア」展開でメゾンらしい提案

力作ぞろいの今年の新作。その中でまずオススメしたいのが、シャネルを愛する人なら誰もが着けたくなるセラミックケース&ブレスレットのスポーツウォッチ、J12の数量限定の新作「J12 ウォンテッド ドゥ シャネル」。

男性にもオススメのブラックバージョンはケース径38mm。独自開発の自動巻きムーブメントを搭載した機械式。ブラックセラミックの文字盤には「HANE」の文字しかなく「C」と「L」の文字はベゼルの左右にはみ出した、ブラックの時計の中からブランド名が大きく浮かび上がる大胆なデザイン。ラグジュアリーブランド界隈で最近、トレンドのロゴ物は、クラス感とアクセント効果をともに楽しむことができます。しかし、ド派手なロゴ物はご法度。主張が強過ぎると、品格を失いかねません。そこでオススメしたいのが、さりげに時計にロゴドン! しかも、シャネルとならば、その威光は別格です。まさにオヤジの週末にもってこいな最新作と言えるでしょう。

そして女性には、このモデルとペアになるケース径33mmのホワイトのモデルも用意されています。ブラックバージョンとは対照的に、シルバーのブランドロゴを控えめなサイズでホワイトラッカーの文字盤12時位置に。さらにその下にスタリッシュに、やはりベゼルにまで溢れるようにラウンドケースに合わせて小さなブランドロゴを敷き詰めたアーティスティックなデザイン。
「J12 ウォンテッド ドゥ シャネル」(ブラック) 6月15日発売予定
数量限定
¥1,056,000(税込予価)
ケース&ブレスレット:高耐性ブラックセラミック×SS
ケース径:38mm
ムーブメント:自動巻き(キャリバー 12.1)
パワーリザーブ:約70時間
防水性:200m
「J12 ウォンテッド ドゥ シャネル」(ホワイト)6月15日発売予定
数量限定
¥803,000(税込予価)
ケース&ブレスレット:高耐性ホワイトセラミック×SS
ケース径:33mm
ムーブメント:クォーツ
防水性:200M