3. ムダにプライドが高い
人には自尊心、プライドがあります。このプライドがあるからこそ、「他の人に負けたくない! より高みへ行きたい」という前へ進む原動力になりえます。ですので、特に激しい競争に打ち勝つスポーツの世界や、芸術の分野においては、プライドを持つことはムダなこととは思いません。
が、プライドの大きさが実力と不相応にも関わらず、自分を認めさせようと強要する行為に及ぶ時に問題が起きます。痛いオッサンは「偉人の名言を引用しつつ、自分を大きく見せようとする」などの行動に及びます。
偉人の名言を引用することは全く問題ないのですが、「自分はこの名言に相応な実力者である」などとPRしてしまうと、「では、あなたはそれに見合う実績があるのか?」と期待してしますが、そうでなければ肩透かしを食うことになります。
私はコメントを頂いた時に「なるほど、一理ありますね。…ところで自分は世界的なこういう偉業を持っていて、あの有名な◯◯にも一目置かれたことがあります。その私から見るとあなたの主張は甘いと思います」などと言われたことがあります。意味がよく分かりません。主張の甘さを指摘するなら、具体的なポイントとその指摘の妥当性を示す必要があります。「どうやら、このコメントの意図としては、承認欲求を爆発させたかっただけらしい」と認識しました。
以上、個人的に考える痛いオッサン認定される3つの行為でした。時々、自分の思考や行動を振り返って、痛いオッサンにならないよう、自戒の意味も込めて書いてみました。

黒坂 岳央
フルーツギフトショップ「水菓子 肥後庵」 代表
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文・黒坂 岳央/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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