プロ野球チームの「日本ハム」が、開幕から勝ち星に見放されている。開幕から11試合で勝利はわずか2度。BIGBOSS(新庄剛志監督)が「見事な負けっぷり」を披露している状況だ。しかし、日本ハムの球団側は「負けても勝ち」と考えているかもしれない。

「優勝できなくても勝負に勝った」?

日本ハムの球団側がそう考えているかもしれない理由は、プロ野球というのがあくまで「ビジネス」であることに由来する。「球団が優勝すること」ももちろん重要ではあるが、ビジネスとして考えれば「多くの利益を出すこと」が至上命題なのだ。

そのため、もしチームが所属リーグで優勝できなくても、過去最高の利益を出すことができれば、球団の経営陣の中には「優勝はできなかったが勝負に勝った」と感じる人も出てくるだろう。

日本ハムは現在、BIGBOSS効果が球団の売上に良い効果をもたらしているとみられており、前述のような状況になる可能性は十分にある。