ワンルームマンションを経営するなら、管理会社選びが重要だといわれています。それは一体なぜでしょうか。今回は、賃貸管理会社に委託するメリットや選ぶときの注意点をまとめました。
目次
ワンルームマンション投資で賃貸管理を委託するメリット
・副業としてワンルームマンション投資ができる
・遠方にある物件を所有できる
・よりよい事業アドバイスを提案してもらえる
ワンルームマンション投資で賃貸管理会社を選ぶポイント
・管理実績が豊富である
・ネットでの広告に注力している
・空室が発生したときの情報共有や報告の頻度
ワンルームマンション投資で賃貸管理を委託するメリット
単身者向けにつくられているワンルームマンション。学生をはじめ、20~30代を中心とした社会人が入居する場合が多いでしょう。卒業や転勤、結婚などのタイミングによって退去するため、ファミリー向けのマンションに比べて入居者が入れ替わりやすいのもワンルームマンションの特徴です。
入居者が入れ替わり、部屋を綺麗にして新たな入居者を募集するとき、入居中に起こる設備等の故障の相談や、また滞納があった場合には催促など、賃貸業務は多岐にわたります。この賃貸管理に関するあらゆる業務をオーナーに代わり行ってくれる会社があります。
ワンルームマンション経営では、オーナー自身による自主管理ではなく賃貸管理を業者に委託する方が多いです。その理由にはどのようなものがあるのでしょうか?
副業としてワンルームマンション投資ができる
ワンルームマンションの場合、物件の購入費用は比較的おさえられるため、副業として物件を所有するオーナーも少なくないでしょう。本業の仕事と、ワンルームマンション投資を両立させるため、日々の管理業務を賃貸管理会社に委託することでオーナー自身は本業に専念できることがメリットとなります。
遠方にある物件を所有できる
自分の住まいと離れた場所にあるワンルームマンションを所有することも、管理会社に任せれば経営は可能です。たとえば、福岡在住のオーナーが都内のワンルームマンションを所有している場合、賃貸管理を委託すれば代わりに対応してもらえるので、定期的に物件まで足を運ぶ必要がなくなります。
よりよい事業アドバイスを提案してもらえる
マンション投資では、空室を出さないように工夫したり、経営戦略を立てたりする必要があります。自主管理するとなると、すべて自分で行わなければなりません。
賃貸管理会社に委託することで、マンション投資(経営)に関して新しい視点から提案してくれたり、入居者をつきやすくするためのアイデアや販促をしてもらえたりする可能性があります。管理業務のプロの視点から意見をもらえるのはメリットといえるでしょう。
ワンルームマンション投資で賃貸管理会社を選ぶポイント
それでは、ワンルームマンション投資にあたって、どのような点をチェックして賃貸管理会社を選ぶとよいのでしょうか。
管理実績が豊富である
ワンルームマンションの賃貸管理会社を選ぶポイントは、これまでの管理実績が豊富であるかどうかです。ファミリー向けではなく、ワンルームマンションの実績をチェックすることが重要です。これまでの経験と他物件で得た知見をもって、管理業務を行ってくれます。
また、規模の小さい管理会社でも、規模以上に多数の管理物件を担っていると判断できれば、オーナーからの人気も高い証拠といえるかもしれません。
サイトから管理戸数や空室率などの管理実績を確認し、気になるところや不明点は直接担当者に聞いてみましょう。
ネットでの広告に注力している
賃貸物件の経営で重要なのは、入居者を確保することです。入居者募集の際に、いかに多くのターゲットに情報を発信できるかがポイントになります。
管理会社には、入居者の管理業務と仲介業務をまとめて引き受けてくれる会社があります。入居者の募集も管理会社に依頼する場合は、管理会社の販促活動をチェックしましょう。
ワンルームマンションは、比較的若い層が住む物件です。若年層の場合、物件探しをネットで行うケースが一般的でしょう。
入居者募集にあたって、折り込みチラシなどの紙媒体をメインにするよりも、ネットでの集客に力を入れた方がリーチする層は増えるでしょう。そのため、ネットの広告に力を入れている会社かどうかというのは重要です。管理会社がネットに載せている物件の写真や情報が豊富か、魅力的にうつるような見せ方をしているかなどをチェックしてみてください。
空室が発生したときの情報共有や報告の頻度
所有しているワンルームマンションに空室が出た場合、入居者の募集状況を定期的に報告してくれない管理会社はおすすめできません。
オーナーとしては、できるだけ早く入居者を確保して家賃収入を得たいところです。積極的に入居者を見つけるための戦略を練ってくれる業者ならば、安心して賃貸管理を任せられるでしょう。
とはいえ、事前に判断するのはなかなか難しいので、業者が管理しているほかの物件をチェックしてみて、空室の状態を調べてみるのもひとつの方法です。長期にわたって入居者を確保できていない物件がたくさんあれば、管理会社に問題がある可能性も考えられます。実際に、空室がうまらない場合の対応について担当者に質問してみるのもひとつの判断ポイントになるかもしれません。