サッカーの華は何といってもゴールですが、そのゴールをおぜん立てする「アシスト」もサッカーの大きな魅力。ファンタジスタがその技巧の限りを尽くして繰り出す、ため息がでるような創造性あふれるスルーパスや快速ウインガーが相手ディフェンダーとの1対1を制して、鋭いドリブル突破からの放つクロスボール、さらには緻密に計算されたセットプレーの正確無比なフリーキックなどがあります。
サッカーの中でもひときわ輝きを放つアシストに注目してみましょう。
アシストとは?
アシストとは、主にゴールに直結するラストパスのことを言います。しかし、その定義はあいまいで、Jリーグにおいては現在も公式記録としてはカウントされておらず、各メディアが独自の基準でカウントしています。ラストパスを受けた選手が、簡単なプレーでゴールを奪うことができれば、それがアシストとカウントされるケースが多いようですが、あくまでカウントする人の感覚によります。
以下、例をあげますが、必ずしもその通りにアシストとしてカウントされるとは限りません。
(例)
・ラストパスをワンタッチでゴール
→ラストパスはアシストになる
・ラストパスをワントラップしてシュート
→アシストになる
・ラストパスを受けて、トラップで相手を交わしてシュート
→微妙 相手を交わす難易度によってカウントされることもある
・ラストパスを受けて、ドリブルで数人交わしてゴール
→アシストとカウントされない
アシスト数データ
上述の通り、アシスト数はJリーグでは公式記録として認められておらず、データとしては残されていません。ここではもっとも信頼がおけるデータとしてFootball Laboのデータを参照します。『Football Lab』はJリーグの公認データ(Stats Stadium)を扱っているデータスタジアム株式会社が運営するサイトです。
アシスト数について以下の2点度紹介します。
- 歴代Jリーガーでアシスト数が1番多い選手(Jリーグに限る)
- 歴代日本代表でアシスト数が1番多い選手(代表戦に限る)
歴代Jリーガーでアシスト数が1番多い選手(Jリーグに限る)
中村憲剛(川崎フロンターレ) 99アシスト
※サンプルデータが確認できた2008年~2017年の数値です。
ジュニーニョ、大久保嘉人などJリーグでも最高クラスのストライカーへラストパスを供給し続けました。カウンターの流れから、長い距離を走るフォワードの足元にピタリと収まるロングスルーパスは彼の代名詞。川崎フロンターレに風間監督が就任し、徹底したショートパスサッカーを志向するようになると、細かいコンビネーションから、相手ディフェンダーの裏をかくようなラストパスでもアシストを積み上げて来ました。
出典:youtube.com
歴代日本代表でアシスト数が1番多い選手(代表戦に限る)
本田圭佑 18アシスト
※Football Laboで確認できる2010年9月ザックジャパン以降の数値を参照しました。
強靭なフィジカルを活かしたキープ力を武器にゴールとともにアシストも積み上げています。中村憲剛選手と比べると、より高い位置、ペナルティボックスに近いポジションをとることが多く、フォワード的で、密集地で相手ディフェンダーに囲まれながらも、しっかりとボールを納めてチャンスを作りだすことができます。近年はウイングのポジションをまかされるケースが増えつつあります。右サイドから内へ切り込み、左足のシュートをちらつかせながら、味方の動き出しに合わせてラストパスが得意の形です。
まとめ
豪快なゴールも見どころですが、その前のアシストには、パスを出す選手のテクニックや判断力、相手の裏をかく駆け引きや、そこにいたるまでのチームの組み立てなど、サッカーの楽しさが詰まっています。
文・スポシル編集部/提供元・SPOSHIRU
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