C大阪ダンバンラム、大宮移籍拒否していた!ポルトガルからの関心を代理人明言
(画像=ダン・バン・ラム 写真:Getty Images、『Football Tribe Japan』より 引用)

 明治安田生命J1リーグのセレッソ大阪に所属するベトナム代表GKダン・バン・ラム(28)はJ2リーグのクラブへ移籍する可能性が噂されていたが、ここにきてポルトガル国内の複数クラブから関心を寄せられているようだ。8日、ベトナムメディア『Zing News』が伝えている。

 同選手は昨年1月にタイ・リーグ1(タイ1部)のムアントン・ユナイテッドを退団してセレッソ大阪に加入。Jリーグ挑戦1年目は韓国代表GKキム・ジンヒョン(34)やバックアッパーのGK松井謙弥(36)の間に割って入ることはできず公式戦2試合の出場にとどまったほか、昨年9月に左肩関節脱臼という大怪我を負っていた。

 そんなダン・バン・ラムはロシアでリハビリに励んだ後、今年1月にチームへ再合流。しかし、今季はここまで公式戦での出場機会がなく、今月5日開催のJ1リーグ第7節・柏レイソル戦でもベンチ外となっている。

 ダン・バン・ラムの去就についてベトナムメディア『SOHA』は今月5日、「セレッソ大阪にはキム・ジンヒョンの他にも清水圭介、真木晃平、春名竜聖と3人のゴールキーパーが在籍している。そのため、クラブはダン・バン・ラムをJ2リーグに所属する中規模のクラブへレンタルにより放出することを検討している」と報道。同選手の移籍先候補として、ヴァンフォーレ甲府、大宮アルディージャ、モンテディオ山形、水戸ホーリーホックの4クラブをあげていた。

 しかし『Zing News』の報道によると、同選手にはプリメイラリーガ(ポルトガル1部)のSCブラガが関心を寄せているとのこと。代理人はベトナムメディアに対して「SCブラガ以外にもポルトガルには彼の獲得に興味を持つクラブがある。日本とヨーロッパから多くのオファーが届いている」と語っていたという。

 さらに『Zing News』は「大宮アルディージャがレンタルでの獲得を申し出た時、代理人は彼に(大宮アルディージャからのオファーを)検討するように助言した。だが、最終的に彼はJ2リーグに降格することなく、セレッソ大阪に残って練習することになった」と報道。ゴールキーパーの補強が急務の大宮アルディージャはダン・バン・ラムの獲得に失敗していたようだ。

 なお、『SOHA』はダン・バン・ラムとセレッソ大阪の契約内容について「両者は少し前、1年間の契約延長で合意に達した。新たな契約期間は2023年1月までとなっている」と伝えている。これに対して『Zing News』は両者の契約期間が今季終了後までであると主張している。

提供元・Football Tribe Japan

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