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日本語教師の年収の目安
日本語教師に向いている人の特徴

日本語教師の年収の目安

日本語教師の年収が気になっている人も多いのではないでしょうか。

給料BANKによると、日本語教師の平均年収は346万円〜453万円といわれています。

また、初任給は18万円〜とかなり低い傾向があります。

参考:給料BANK

しかし、経験を積んだ40代以上になると、年収も500万円を超えている人もいます。企業に勤める場合は、キャリアを積んだときの給料も確認しておくといいでしょう。

独立して日本語教師を行う場合は、働き方や授業の内容に合わせて、自分が続けやすい金額を設定するといいですね。

日本語教師に向いている人の特徴

自分は日本語教師に向いているか不安になっている人もいるのではないでしょうか。

以下では、日本語教師に向いている人の特徴をご紹介します。

1.異文化の背景や、異なる価値観を認められる人

日本語教師に向いている人の特徴の1つ目は、異文化の背景や、異なる価値観を認められる人です。

日本で生まれ育った場合、無意識であっても自分の文化を判断の基準としています。

異文化の価値観や背景を「自分とは違うから」と排斥するような態度を取ると、生徒から信頼されることは難しいでしょう。

例えば、家族への考え方や、宗教への考え方など日本と他の文化では異なっていることも多いもの。

また、日本では丸が決定・正解、バツがキャンセル・不正解という意味を持っていることが当たり前です。しかし、海外の場合、バツが決定や正解の意味を持つことがあります。

日本ではこうだから世界でも同じと捉えるのではなく、誤解を与えないためにも異文化の知識を知り認められる人が向いているといえるでしょう。

2.日本の文化・歴史なども伝えられる人

日本語教師に向いている人の特徴の2つ目は、日本の文化・歴史なども伝えられる人です。

日本の言葉には、日本の文化や歴史が反映されていることがほとんどです。

例えば、尊敬語・謙譲語・丁寧語などの相手を敬う言葉が多々あることは、日本人の奥ゆかしさが現れているといえます。

また、言葉の裏にある歴史的な背景だけでなく、現在の日本の文化や歴史、政治的な内容に興味を持つ生徒もいるでしょう。このような言葉に現れる歴史や言葉の成り立ちを説明し、もっと日本語や日本語の文化に興味を持ってもらえるよう、日本についての理解も深める必要があります。これらを楽しんで行える人は、日本語教師に向いているといえるでしょう。

3.教えることが好きな人

日本語教師に向いている人の特徴の3つ目は、教えることが好きな人です。

誰かにわかりやすく道筋をたてて教えることは、難しいことです。特に、日本語を母国語としない人に、教えることは簡単なことではありません。

教えること自体が好きな人や、根気をもって教えられる人は、教師に向いているといえるでしょう。

4.主体性がある人

日本語教師に向いている人の特徴の4つ目は、主体性がある人です。

日本語教師は、日本語を教えるために日本語だけではなく日本の文化や歴史、相手の文化や歴史などを学ぶ必要があります。

学ぶべき範囲が広い中、主体性を持って自ら学べる人は日本語教師としても活躍できる人です。自分の能力に満足せず、さらなる高みを目指して勉強をしていきましょう。

5.面倒見がいい人

日本語教師に向いている人の特徴の5つ目は、面倒見がいい人です。

言語学習は、言葉をそのまま覚えるのではなく、文化的な背景を理解することも重要です。そのため、異文化で育った人には理解することが難しい内容もあるでしょう。そのようなときでも、諦めず、相手に理解してもらえるまで根気よく付き合える人が教師として向いています。

相手のニーズに合わせて先回りして動けるような面倒見のよさも、教師としての信頼を得られやすいでしょう。