毎朝ヒゲを剃る必要があったり、夕方には青髭になったりとヒゲのケアに悩んでいる人は多いだろう。そんな人におすすめなのがヒゲ脱毛だ。

今回は、ヒゲ脱毛の基礎知識や脱毛方法、おすすめの脱毛クリニックや脱毛サロンを紹介する。

脱毛の基礎知識

【2022最新】ヒゲ脱毛の効果や費用相場は?おすすめ脱毛クリニック・サロン比較ランキング
(画像=『男の隠れ家デジタル』より 引用)

一口に脱毛と言っても知らないことは意外に多く、脱毛クリニックと脱毛サロンのどちらを利用すればいいか、わからない人もいるだろう。

ここでは脱毛の基礎知識をはじめ、脱毛クリニックと脱毛サロンの違いやそれぞれのメリット・デメリットを解説する。

脱毛クリニック(医療脱毛)のメリット・デメリット

クリニックの特徴は、永久脱毛ができる点だ。ただ、永久脱毛といっても毛を完全に生えなくするわけではなく、最後の施術から1ヶ月経過した段階で毛の再生率を20%以下にするのが永久脱毛だ。

脱毛クリニックでは、レーザーで毛根を破壊する「医療脱毛」を行う。施術は医師や看護師などの医療従事者がおこない、レーザーによる肌トラブルに対応できるのもクリニックならではの特徴だ。

クリニックで脱毛するメリットは、施術が難しいアトピー肌でも脱毛が可能だったり、施術回数が短かったりする点だ。また、産毛から太い毛までさまざまな毛質が脱毛可能なのも魅力的なポイントだ。

クリニックのデメリットは、脱毛機の照射パワーが強いため痛みを感じやすい点や、サロンに比べて脱毛の料金が高額になる点である。

永久脱毛の定義

「永久脱毛」の明確な定義は、日本にはない。米国では、日本の厚生労働省にあたる食品医薬品局(FDA)や、電気脱毛協会によって以下のように定義づけられている。

・脱毛の処置が完了してから1ヶ月後の毛の再生率が20%以下の状態

・3回の脱毛後、6ヶ月経過した時点で67%(3分の2)以上の毛が減っている状態

脱毛サロン(美容脱毛)のメリット・デメリット

脱毛サロンは主に光を広範囲に照射し、毛にダメージを与えて脱毛効果を促すフラッシュ脱毛がおこなわれる。クリニックとは違い永久脱毛はできないが、サロンの美容脱毛は毛の量を一時的に減らすといわれている。

サロンで脱毛するメリットは、医療脱毛と比べると料金が安いことだ。そのほか、光脱毛はレーザーに比べ出力が低く、肌や毛根に負担がかかりにくいので、痛みが少ないのもポイント。なるべく体に負担をかけず施術したい人におすすめである。

脱毛サロンのデメリットは、クリニックに比べて脱毛効果が低いため、施術回数が長期間にわたること。またほとんどのサロンでは、普通肌のみ対応しており、肌質によっては施術が受けられないので注意が必要だ。

脱毛方法

クリニックやサロンで取り扱う脱毛方法は主に、レーザー脱毛・美容電気脱毛・光脱毛の3種類だ。それぞれどのような仕組みで脱毛するのか、表にまとめたので参考にしてほしい。

脱毛法 仕組み 効果
レーザー脱毛 レーザー照射により毛根・発毛組織を破壊する 永久脱毛
美容電気脱毛
(医療)
専用針を毛穴に刺し、強力な電気を流して毛根・発毛組織を破壊する 永久脱毛
美容電気脱毛
(サロン)
専用針を毛穴に刺し、微弱な電気を流して毛根・発毛組織を弱める 減毛
光脱毛 毛乳頭・毛根に熱を加えて、発毛力を弱める 減毛

レーザー脱毛は、発毛にかかわる組織へ刺激を与えて破壊する。美容電気脱毛は毛根へ直接針を刺し、電気を流す方法で、こちらもレーザー脱毛と同じく永久脱毛が可能だ。

サロンで扱う美容電気脱毛は医療用と同じニードル方式だが永久脱毛はできない。光脱毛はメラニン色素(色を構成する色素)に反応するフラッシュを当てて、毛根に熱を与えて減毛させる仕組みだ。

参考:electrology.jp/about/

ヒゲの永久脱毛にかかる回数と費用相場

クリニックで永久脱毛する場合、どのくらいの回数や費用がかかるのか気になる人は多いだろう。人気のクリニックを比べてみた場合、プランによって異なるが、おおよその回数と費用は以下の通りだ。

・レジーナクリニックオム:64,680円/6回

・メンズエミナル:63,900円/6回

・メンズリゼ:79,800円/5回

・ゴリラクリニック:74,800円/6回

・湘南美容クリニック:29,800円/6回

価格は全て税込

永久脱毛が完了するまでは、5回から6回ほど施術が必要。鼻下、顎、顎下の基本部位の場合、相場は6万円前後だ。

また、部位を追加したコースは10万円以上かかるケースもあるが、クリニックによっては医療ローンが組めるので確認してみるといいだろう。

ヒゲ脱毛の選び方

【2022最新】ヒゲ脱毛の効果や費用相場は?おすすめ脱毛クリニック・サロン比較ランキング
(画像=『男の隠れ家デジタル』より 引用)

ヒゲ脱毛をしたいと思っても、なにを基準に選べばいいのかわからない人は多いだろう。ここでは、料金や施術範囲などの観点から、ヒゲ脱毛の選び方を紹介しよう。

料金を比較して選ぶ

クリニックでのヒゲ脱毛は自由診療に該当し、保険適用外だ。永久脱毛をしたい場合は安めのプランでも6万円前後、施術範囲を広げたりオプションを加えたり、回数を増やしたりすると10万円以上かかるクリニックが多い。

ただ、料金には幅があるので、それぞれの金額を見比べて自身の予算と合った場所に決めるのもよい選択肢と言えるだろう。クリニックによっては医療ローンを取り扱っており、支払期間は長くなってしまうが、月々の金額を抑えることも可能だ。月額はおおよそ2,000円から6,000円程度の支払いで済むため、支払う上での負担を減らしたいのなら月々の支払額で比較するのもいいだろう。

脱毛機の種類で選ぶ

ヒゲ脱毛に用いられる脱毛機にはいくつかの種類がある。医療脱毛で使用される脱毛機は、アレキサンドライトレーザー・ダイオードレーザー・ヤグレーザーの3種類だ。

それぞれの違いは、レーザーの波長の長さ。波長が短ければメラニンに反応し吸収されるため、毛根が浅めの毛に有効。一方、波長が長ければレーザーが深部まで到達するので、毛根が深めの毛に有効だ。3つの脱毛機を比べるとアレキサンドライトレーザーが比較的短い波長で、ヤグレーザーが最も深くまで到達する。

ヒゲの毛根は深く通常の毛に比べて脱毛しにくいため、長めの波長を持つヤグレーザーを使用しているクリニックに行くのがおすすめだ。

キャンペーンの値段や回数で選ぶ

脱毛クリニックを選ぶ際、キャンペーンを行っているかも大切だ。多くのクリニックではペア割や学割などの割引キャンペーンを展開しており、それらを活用すれば医療脱毛をお得に受けられる。

クリニックによっては単発の施術をおこなっているところもあり、試しに脱毛をしたい人や少しヒゲを薄くしたい人におすすめだ。

施術範囲で選ぶ

ヒゲ脱毛と言っても、頬やもみあげ、首の毛などが気になっていたり、おしゃれ目的の脱毛だったりと、脱毛を希望する部位は千差万別だ。

そういった場合は、ヒゲ脱毛の施術範囲をチェックしてみるといいだろう。クリニックによっては基本部位にオプションを付けられたり、好きな部位を3つ任意で選べたりする場合があるので、あなたの希望部位に対応しているかでクリニックを選ぶのもいい選択肢と言える。

店舗で選ぶ

当然だが、近場にクリニックがなければ移動が面倒だ。そのため、店舗が通える距離かを確認し、なるべく家から近いクリニックで施術するのも選択肢の一つだ。

脱毛クリニックや脱毛サロンのなかには全国展開しているところもあり、同一県内になくても隣県にある場合も多いのでチェックしてみるとよいだろう。