マコガレイの釣り方

釣り方の基本を解説しよう。

タナ

湾内でも比較的潮が通る場所を狙うので、オモリが完全に底に着いていないと仕掛けが吹き上がってしまう。そこでミチイトを張り過ぎない程度にして、適当な間隔で聞き上げる。逆に潮の通りが良くない場所では仕掛けに動きを加えるなどの工夫が必要。

複数竿を出すとき

潮下の竿から仕掛けを投入する。先に落とした仕掛けが潮に押されてミチイトが潮下の方へ傾いてゆくので、逆にしたいのであれば投入位置を遠方にする。

アンカーを打つ

風向きや潮流が少しでも変わると船はアンカーを中心に周るのでミチイトが張り過ぎたり、緩み過ぎたりしてしまうので、まめに直す必要があるので、置き竿の掛かり釣りといっても意外と忙しい。

特に大型の着き場は小さな岩やこれに付着する軟体生物が多く、根掛かりしやすいので5分に1回のインターバルで回収しエサを確認するのが無難。しかし、根掛かりしやすい場所ほど好釣果が期待できるので、その場所を覚えておいて積極的に狙いたい。

アタリ~やりとり

竿先にアタリがでたら即アワセはせずに、そっと聞き上げる。

断続的な力強い引きが伝わればハリ掛かりしているが、手応えがなければ仕掛けを再び同じ場所に沈めて再度狙う。

【2022年】船マコガレイ釣り入門 タックル・エサ付け・基本の釣り方
(画像=取り込みまで気が抜けない(提供:週刊つりニュース関東版APC・木津光永)、『TSURINEWS』より 引用)

竿先を下げたり、ドラグがきつすぎると、大型の急な海面での突っ込みなどに対応しきれないので注意したい。

未来を見据えて

東京湾の同魚は減少傾向。これを受けて、漁業関係者や遊漁船関係者たちによる放流も盛んだ。

【2022年】船マコガレイ釣り入門 タックル・エサ付け・基本の釣り方
(画像=放流活動も盛ん(提供:週刊つりニュース関東版APC・木津光永)、『TSURINEWS』より 引用)

東京湾で今後もこの釣りを楽しむことができるように、キープするのは食べきれる分だけにしたり、むやみに持ち帰らない心がけも大事だ。

<週刊つりニュース関東版APC・木津光永/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2022年3月25日号に掲載された記事を再編集したものになります。

提供元・TSURINEWS

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