
元日本代表監督のバヒド・ハリルホジッチ氏は、モロッコ代表をFIFAワールドカップ・カタール大会出場へと導いていたが、ここにきてモロッコ代表監督を解任される可能性があるようだ。7日、モロッコ『Morocco World News』など複数メディアが伝えている。
同氏は日本代表の監督解任後、2019年8月にモロッコ代表監督に就任。グループステージ方式によるカタールW杯アフリカ2次予選でスーダン、ギニアビサウ、ギニアを相手に6戦全勝でホームアンドアウェイ方式の最終予選に進むと、コンゴ民主共和国代表相手に1勝1分として、W杯本大会出場を決めていた。
また、モロッコ代表はカタールW杯グループリーグでベルギーやクロアチア、カナダと対戦することが決定。アルジェリア代表監督として参戦した2014年ブラジル大会では、決勝トーナメント1回戦でドイツ代表を苦しめただけに、カタールW杯でも強豪国相手にサプライズを起こすことが期待されていた。
一方、ハリルホジッチ監督はチーム内の規律を重視する志向が強いこともあり、チェルシー所属MFハキム・ツィエク(29)、アヤックス所属DFノゼア・マズラウィ(24)の2選手を代表チームから除外。その中で今年1月に臨んだアフリカネーションズカップでは準々決勝で敗退。モロッコ国内からは2選手の代表復帰を望む声も上がっているという。
その中、『Morocco World News』は、王立モロッコサッカー連盟(FRMF)代表でFIFA理事でもあるファウジ・レキア氏のコメントを紹介。これによると、レキア氏はハリルホジッチ監督とツィエク、マズラウィの2選手による対立問題について「ツィエクとマズラウィが代表チームへ復帰できるようにするために、解決すべき、解決する予定の問題が進行中である」と語ったとのこと。モロッコ国内外の複数メディアの間でハリルホジッチ監督解任の可能性が一斉に報じられている。
なお、ハリルホジッチ氏はコートジボワール代表を南アフリカW杯出場に導くと、2014年のブラジルW杯ではアルジェリア代表を率いてベスト16入り。そして日本代表指揮時にもロシアW杯本大会出場権を獲得していたが、ロシアW杯本大会出場権をもたらしていたが、本大会開幕2カ月前の2018年4月に解任となっていた。
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