女手だけで育てるのは大変なことですが、逆に男手だけで育てるのはそれ以上にいろいろな悩みを抱えているかもしれません。さまざまな理由からシングルファザーとしての道を生きていかなくてはいけなくなったという方も中にはいるでしょう。今回は、シングルファザー父子家庭ならではの悩みやメリットをご紹介していきます!共感できる部分も多々あると思うので、読み進めていってみてください!
目次
シングルファザー(父子家庭)とは
シングルファザーになるきっかけや理由
シングルファザー(父子家庭)とは
シングルマザーという言葉があるように、シングルファザーもあります。これは、父子家庭においての父親のことを指し、子供はいるけれど母親がいなくて男手1つで育てている男性です。
離婚や死別など母親がいない理由にはさまざまあるでしょう。収入面に関しては母子家庭よりも高い傾向にあるので、余裕のある生活を送ることができると考えるかもしれませんが、実際は子供がいることで、独身や既婚男性のように思うような働き方ができないといった状況も出てきます。
さらに慣れない家事や子育てをしながらになるので、苦労の絶えない生活を強いられることにもなるでしょう。
日本におけるシングルファザーの割合
女手1つで育てている母親に比べると 、シングルファザーは圧倒的に少ないです。割合でみると、全体の約15%程度となっています。また再婚する人も少数の傾向にあり、男性の場合は血が繋がっている子供だとしても、再婚することで仕事を優先的に頑張ることになります。
家事や子育てをするのは、血の繋がっていない再婚相手の女性となるため、なかなか理解をして一緒になってくれる方は少ないと言えるでしょう。
シングルファザーになるきっかけや理由
シングルファザーになりたくてなっているわけではありません。きっかけや理由はさまざまあり、それを受け入れざるを得なくて生活をしています。シングルファザーになるきっかけや理由についてご紹介します。
きっかけ&理由①妻と死別
シングルファザーとなるきっかけや理由として、妻との死別が挙げられます。持病が原因だったり、交通事故に遭ってしまい、突然の別れとなってしまったという場合もあるでしょう。この事態を受け入れられないままシングルファザーとなり子供を1人で育てていくことになります。
悲しみや辛さが押し寄せてきますが、子供の面倒を見て行かなくてはいけないため、悲しみに浸っていることもできません。子供とどう暮らしていくか悩みを抱えて行くことが多くなります。
きっかけ&理由②親との同居がうまくいかなかった
実家の親と同居をすれば金銭面での負担も少ないし、家事や育児を手伝ってもらえるといった理由から、妻に対して同居をしてほしいと伝えることもあるでしょう。本音は無理と思っていても、いずれは同居しなくてはいけないということもあり渋々了承することもあるかもしれません。
「優しくていい義父母だからうまくやっていけそう」と初めは思っても、実際に同居をしてみるとうまくいかなかったというケースも非常に多いです。結婚したことで義父母も家族になったとはいえ、赤の他人です。妻が我慢の限界に達し、離婚したことでシングルファザーになったという場合もあります。
きっかけ&理由③妻の育児放棄
妻が子供の面倒を見なかったり、日常的に暴力をふるう、言葉で傷付けたなどの育児放棄の理由からシングルファザーになることもあります。
まだ子供は欲しくないのにできてしまって母親になれなかったという人は、自分も遊んでいたいという気持ちが強くなり、子供はどうでもよくなってしまいます。こんな母親には任せられないと思い、シングルファザーとして子供と共に生きて行く選択をする方もいるのです。
きっかけ&理由④妻の浮気が原因で離婚
男性だけではなく、妻の浮気が原因で離婚するケースも意外とあります。家事や育児に追われて一生懸命頑張っているのに労いの言葉ひとつかけてくれない、家庭を顧みず仕事ばかりで家事や育児を手伝ってくれない夫もいるでしょう。
疲れと理解してくれない夫に嫌気がさして、外に心のよりどころを見つけてしまうこともあるのです。浮気をされるのはどんな事情があろうとも許せない、妻に子供を任せておくことはできないと離婚をしてシングルファザーの道を歩むことになる場合もあります。
また自分の子供はかわいいと思うはずですが、引き取りを拒否したことで夫側が育てていくケースもあると言えます。
きっかけ&理由⑤子供が希望した
どんなに妻側が子供を引き取りたいと思っていても、子供が父親と一緒にいることを希望した場合は、父のもとで暮らしていくことになります。物事が理解できる年齢になっていれば、自分でどちらについていくか選ぶことができるでしょう。
育児をずっとしてきたのは母親なのに、父親がいいという場合は浮気が原因であるケースが多く、そんな母に対して嫌悪感を抱いてしまっている可能性が高いです。子供に選ばれたのはうれしいことですし、シングルファザーになっても一生懸命育てて行こうと思えます。