日本語教育能力検定試験を取得するための要件
日本語教育能力検定試験は受験資格は必要ありません。そのため学歴・職歴関係なく受験できるので、挑戦したいと思っている人は勉強を始めてみましょう。
日本語教師になるための「日本語教師養成講座」
日本語教師になるための「420時間カリキュラムを修了」という目標を達成できるのが日本語教師養成講座です。
しかし、日本語教師養成講座のみで日本語教師になれるわけではなく、学士の学位を有することが必要です。
学士の学位を有することは、以下の新基準で追加されたので注意が必要です。
新基準の第1条第1項第13号ニにおいて,日本語教員の要件の一つとして,「学士の学位を有し,かつ,日本語教育に関する研修であって適当と認められるものを420単位時間以上受講し,これを修了した者」と定められています
引用:文科省「日本語教員養成研修の届出について」
日本語教師養成講座を開設している学校は複数あるので、自分にあった講座を探すことが大切です。
日本語教師養成講座の内容
日本語教師養成講座は、どこの学校を選ぶかで内容が異なります。
理論192時間、実技156時間、実習134時間と、420時間を大きく超えるカリキュラムを組んでいる学校があったり、理論学習と実技学習で分けたカリキュラムがあったりします。
そのため、自分がどの内容を主に学びたいのかを考えてから学校を選びましょう。
日本語教師養成講座に必要な費用
日本語教師養成講座に必要な費用は、どの学校に通うかで異なってきます。
ヒューマンアカデミーの日本語教師養成講座では、コースによりますが495,000円〜593,440円ほどかかります。
アークアカデミーの日本語教師養成講座では、418,000円〜462,000円ほどかかります。
日本語教育能力検定試験よりもお金がかかってしまいますが、独学が苦手な人は日本語教師養成講座を受けてみるのも一案です。
日本語教師を目指すなら試験や講座の利用もおすすめ
本記事のまとめ
- 日本語教師になるために資格は必要ないが、教える場所によって必要になるときもある
- コスパを考えて独学をするなら日本語教育能力検定試験がおすすめ
- 講座を受けたいなら日本語教師養成講座がおすすめ
本記事では、日本語教師を目指す人が持っておきたい資格をご紹介しました。
日本語教師として働くためには、特に資格は必要ありませんが、企業に勤めたい場合は「学士の学位があり420単位時間以上受講する」「日本語教育能力検定試験に合格」「大学で学ぶ」などが条件になることがあります。
日本語教育能力検定試験は、独学でも取得可能ですし、独学だと挫折しそうな場合は日本語教師養成講座を受けるのもよいでしょう。
どの方法を選ぶか・どのように日本語を教える力を身につけるかなどを考えて、日本語教師になる道を探してみてはいかがでしょうか。
提供元・U-NOTE
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